最近の朝日新聞はおかしい、週刊新潮が痛烈指摘
新聞に載る週刊誌の広告には、いつもペアで載るものが決まっている。
月曜日に週刊ポストと週刊現代。木曜日は週刊文春と週刊新潮なのだ。
ところが今日の朝日新聞をめくっても、週刊文春の広告は載っているが、週刊新潮の広告が見当らない。
なんとなく不穏な予感がする。
第3社会面の下のベタ記事を読んで、その理由が分かった。
今日発売の週刊新潮には、「朝日『1面スクープ』は誤報だらけ! 『愛子さま』『義務教育費』『普天間』み~んな間違いでした」という特集記事が載っているのだ。
朝日のベタ記事には、週刊新潮に強く抗議し訂正と謝罪を求めた、とあり、本社は同誌の広告を掲載しなかった、と書いてある。
広告掲載を拒否するほどの朝日批判の特集とはいかなるものであるのか。こうなると、なんとしても週刊新潮を読みたくなる。
普段はコンビニで立ち読みで済ましてしまうことが多い僕だが、今日は買ってしまう。
新潮の記事は、からかい半分などというものではなく、最近の朝日1面トップ記事のいくつかを挙げて、完全な「誤報」であると厳しく指摘している。
今回指摘されている記事の中には、僕も誤報ではないのかと疑問に思っていた記事があり、新潮の批判はまったくの的外れとはいえないものがある。
それは、11月22日朝刊の「皇室典範に関する有識者会議」についての「スクープ」だ。
「皇位『第1子優先』適用 愛子さまの次世代から 男子待望論に配慮」という大見出しで、これを読んだ者ならば、愛子さまに弟が誕生すれば、愛子さまではなくその弟が皇位を継ぐことになる、と思うのが当たり前だ。
ところが、有識者会議の報告書は朝日の記事とは全く異なっていて、次世代からではなく愛子さまから適応されて、愛子天皇の実現が現実のものとなる内容だった。
これについて、朝日新聞の紙面を見ても、なんらの訂正も釈明も弁明も載っていない。いわば、頬かむりのまま逃げ切ろう、という様子なのだ。
僕は新潮の朝日批判については、オーバーなところも少なくないと思っていたが、この「愛子さまの次世代から」については大誤報であり、とりわけ雅子さまに与えた苦しみの大きさを考えると、頬かむりは許されない内容だと思う。
朝日は、新潮に対して勇ましく訂正と謝罪を求めるよりもむしろ、自社の記事についての訂正と謝罪をすべきではないだろうか。
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