防毒マスク着け、アスベスト含むビルの解体工事
建物の解体工事を行っている作業員が防毒マスクを着けている。
車や通行人の多い通りに面して行われている工事で、白い板のようなもので囲っていて中は見えないのだが、それでも解体した廃棄物を運び出す車が出入りする時だけは、囲いが左右に開かれて中の様子が見える。
歩道に面してこの解体工事についての説明が小さな字で書かれていて、それを読むとアスベストを含む建物の解体であることが明記されている。
解体に伴ってアスベストが飛散しないようにする責任者の名前も書かれている。
作業員が防毒マスクをしているくらいだから、近くでは人体に危険な量の飛散があるに違いないと思うのだが、通行人はどのようにして飛散から身を守ればいいのだろうか。
いちおう壊しながらホースで水をかけているようだが、そのくらいで飛散が防げるのかどうかは分からない。
今年の後半は、耐震偽装問題がクローズアップされて、アスベスト問題は陰にかくれてしまった感がある。
いずれにしても、建築物そのものの危険性が今年ほど白日の下にさらされた年はなかったのでないか。
とにかく危険な建物や解体現場には近寄らないことが一番だ。
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