たくさんのことがあった1年も、過ぎてみれば一瞬
月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり
奥の細道の書き出しが、年ごとに身にしむる。
去年の大晦日は雪だった。あれからもう1年。
今年もいろいろなことがあったのに、過ぎてみればほんの一瞬でしかない。
365日という沢山の時間が、さまざまな出来事とともに今年1年を形作ってきたのに、現実に存在する時間は、「現在」という厚さのまったくない瞬間だけ。
1年があっという間に過ぎていくから、5年もまた同じようにあっという間に過ぎていく。
21世紀を迎えた2001年の年明けから、もう5年が過ぎたのだ。
これで21世紀の20分の1がすでに経過したことになる。
僕が会社勤めをやめてから9年になろうとしている。
職場で送別会をしてもらったのが、つい昨日のことのようだ。
新しい年2006年もまた、1年後にはあっという間に過ぎたと感じているに違いない。
これから訪れる時間は、結構長く感じるものだが、過ぎてみると一瞬でしかないのは、なぜだろうか。
とりとめのないことを考えているうちに、今年最後の太陽も西に沈んで、大晦日の宵となる。
今年は紅白を見るつもりはないが、かといって番組表を見てもほかに見たい番組も見当らない。
テレビを見ない大晦日もまたいいか、と思う。
2005年のブログはこれにて打ち止め。来年はどうなることやら。
では、どなたさまも、よいお年をお迎えください。
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