宵空に月と金星がランデブー
宵の明星としてますます光度を上げている金星は、まもなく9日にマイナス4.7度の最大光度となる。
目のいい人なら、いまころの金星は真昼の青空の中に見つけることが出来る。
今日は素晴らしく濃い青空だったので、もしかして見えるかと目をこらしてみたが、やはり僕の視力で見つけることは無理だ。
その代わりに、細い三日月を青空の中に確認することが出来た。
夕暮れて、夜のとばりがおりるころになると、金星と三日月が並んで宵空に輝きを競っている。
この光景は、寒さを忘れるほど神秘的で凛としている。
先月に見た光景よりも、金星の光度が強くて月との視距離が近く、一段と印象深い眺めだ。
昔、このころの金星を望遠鏡で見たことがある。これが金星かと驚くような三日月の形になっている。
月はこれからしだいに金星から離れて、16日に満月に。
一方の金星は、少しずつ太陽に近づいていって見えにくくなり、1月13日には地球と太陽の間を通って、こんどは明けの明星になっていく。
明けの明星として光度が最も高くなるのが、2月17日。梅の見ごろかも知れない。
太陽からの角度が最も西に離れるのが3月25日だ。桜は開花しているころだろうか。
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