グーグルアースの富士山七変化
世界各国の衛星写真と地形の立体画像で、まるで宇宙から地球に降下していくような感覚で、目的の場所に接近していくことが出来るグーグルアースというツールがあちこちで話題になっている。
都市の街並みや建物もくっきりと識別出来るリアルな衛星写真に、軍事上の機密まで知られてしまうのでは、と本気で心配する声も出ているほどだ。
グーグルアースはこれまでWin版のみだったが、このたびMac版も登場した。
そのMac版を使ってみた秋葉OLさんが、「グーグルアースでびっくり」というブログ記事の中で、富士山を見つけて接近していった話を書いている。
僕はWin版だが、この記事に触発されて、さっそくグーグルアースで富士山に飛んでみた。
富士山は、伊豆半島を目印にして、半島の西側の海岸線を北に同じ長さだけ延ばしたあたりに、赤褐色になっているので見つけやすい。
いろいろとやってるうちに、富士山の英語表記が、アクセスするたびにさまざまに変化していくという、にわかには信じられないような事実を発見!?
最初に見た時、富士山の英語表示はFusiyamaになっていた(1番上)。
ところが、いったん富士山から大きく上空に上がって、地球が丸くなるほどのところで、マウスで地球を1回転させ、再び富士山に接近してみると、表示がFujiyamaに変わっている(上から2番目)。
不思議に思いながら、もう一度、大きく後退してから地球を回転させ、接近したみるとこんどは、Fuji-sanになっている(上から3番目)。
回転させても変わらないこともあるが、何度かやっているうちに、こんどはHuzi Sanに変わった(上から4番目)。
こんな読み方ってあるだろうか。これではヒューズィさんだよ。
いろいろやっているうちに、Fuji Mountainも出てきた(上から5番目)。
地球を回転させなくても、接近の仕方をいろいろ変えて、あちこちの角度から接近して、上空からだけでなく、斜めからやや横に望むようにして、接近と離反を繰り返していると、よく変わっていくようだ。
秋葉OLさんのMac版でも同じ変化が確認され、さらにもう一つ、Fuji-no-Yamaという表記もあって、全部で6通りの表記が出ることが分かった。
僕は昨日は何度やってもFuji-no-Yamaの表記が現れなかったが、今日、富士山の北側から接近していったところ、ようやくFuji-no-Yamaの表記が現れた(一番下)。
あと1つあれば、富士山七変化になるのだが、そのうちにひょっこり出現するかも知れない。
グーグルアースはどうして、アクセスするたびに富士山の英語表記が変わるのだろうか?
日本人の間でも、ふじやま、ふじさん、などいろいろな呼び方があって定まっていないこともあると思うが、ランダムにさりげなく変わっていくあたりは、グーグルアースのイキな遊び心に違いない、と僕は思っている。
****************
追記(1/27):富士山の7番目の表記は? このナゾがようやく解明できた。
7番目の表記を作るのは、あなた自身であり、僕自身なのだ。七変化を完成させる最後の表記は、グーグルアースのユーザーが自由に作ることが出来る。
右の表記は、僕が作った7番目の表記である。もちろん、作った後で変更することも可能だ。
さあ、あなたもどうぞ自由に、自分だけの七変化を完成させてください!
| 固定リンク
コメント
Harryさん、はじめまして。エキブロ新聞での紹介、読ませていただきました。ありがとうございました。
Harryさんが作った表記、見ました。漢字で「富士山」とはお見事です。
僕もまったく詳しくないのですが、表記のところに付いているアイコンのようなものは、アイコンを選ぶところでNONEにすれば、文字だけの出現にすることも出来ます。
Trackback、1つにしておきました。
投稿: BANYUU | 2006/01/28 10:53
やってみました。面白いですねぇ。
すいません、Trackback 二重に送ってしましました。
投稿: Harry | 2006/01/28 09:28
はじめまして。日刊エキブロ新聞の記者 Harry と申します。
こちらの記事を、日刊エキブロ新聞(http://exblognews.exblog.jp/)の 1 月 28 日号にて紹介させていただきます。何か不都合等がございましたら、当該記事のコメント欄にてお知らせください。速やかに対応させていただきます。
以上、よろしくお願い致します。
(記者:HarryBlog http://harryblog.exblog.jp/)
投稿: news_writer | 2006/01/28 01:12