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2006/01/30

火星に居住したら毎日、カイコを食べることに?

最初にことわっておくのだが、これから食事をする方や、ムシの話は苦手の人、気持ち悪い生き物はダメ、という方は、ここで読むのをやめた方がいい。

将来、宇宙飛行士になって、ゆくゆくは火星に居住してみたいと考えている人にとって、見逃せないニュースが新聞に載っている。

火星の基地に長期に渡って居住する者にとって、食糧となる植物や動物を火星で栽培・飼育することが出来るかどうかは、大問題である。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の研究班「宇宙農業サロン」は、火星での動物性たんぱく質として、カイコが最適という研究提言をまとめ、2月5日から米国で開かれる国際学会で発表するという。(今朝の日経朝刊)

カイコというのは、繭をつくって人類にシルクの糸を提供し続けてきた、あの「お蚕さま」のことである。

研究提言によると、火星基地の温室で栽培しやすい植物としては、玄米、大豆、芋、小松菜などが適当だが、これだけでは動物性たんぱく質が取れない。

そこで、桑を栽培してカイコを飼育すれば、カイコの繭から絹の衣服が作れる上に、カイコそのものを蛋白質として食用に出来る、というのだ。

いわば、医食同源ならぬ衣食同源で、一石二鳥というわけだ。

火星で豚や牛を飼育するよりは、カイコの方がはるかに効率よく育てられる、ということも、火星でのメーンの食材として浮上してきた理由だ。

養蚕の盛んな地域では、カイコが食糧にされていた歴史もあるというのだが、火星ではどんなふうに調理して食べるのだろうか。

ここからは僕の想像になるが、まずは食べるのに抵抗が少ない料理として、カイコのハンバーグやミートローフあたりがいいだろう。

しだいにカイコの味になれてきたら、火星で栽培した小松菜とカイコの中華風炒めや、カイコと芋の煮付けなどが食べられるようになるかも知れない。

つぎのステップとしては、カイコの空揚げや天麩羅、カイコ鍋などもいいかも知れない。

さらに、カイコの酢の物、カイコの刺身が食べられるようになったら、あなたは火星居住者の中の食通となるだろう。

最後に極めつけは、カイコの活き造りであり、カイコのオドリ食いだろう。

僕はハンバーグでも無理な気がするので、火星に居住するのはあきらめたが、平気だと思う方は、いまからカイコ料理にチャレンジしておくのも悪くない。

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