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2006/01/05

松の内は時間の流れが遅い

毎年同じことを感じるのだが、年が明けてからの一週間程度、いわゆる松の内の間は、時間の流れる速さが極めて遅く感じる。

これは、世の中が動き出していないために、そのように錯覚するということもあるだろう。

まずは1月2日は朝刊がない。夕刊に至っては3日まで休みだ。さらに近所のさまざまな店も、4日まで正月休みで5日から営業を始めるところが多い、など。

こうした社会的なスタートアップの遅さを加味しても、なお時間の流れそのものが、一年の中でも最もノロノロしていて、遅々として進まない、と僕には感じられて仕方がない。

時間の流れが遅いのならば、普段はなかなか出来ない読書などもゆっくりと出来そうなものだが、僕自身の固有の時間もまたゆっくりと進行しているため、結局のところは何もはかどらないのだ。

今年は7日が土曜日で、松が取れても8日、9日と連休があるので、時間の流れが普通の速さになるのは連休明けの10日からではないかという気がしている。

時間の流れの感覚で言えば、最も早く感じるのは例年、10月からの3カ月だ。

また1年のサイクルで見ると、節分から節分までの1年がいつも極めて早く感じられてならない。

たぶん、10日を過ぎて時間がバタバタと駆け足で過ぎるようになると、節分もあっという間にやってきそうだ。

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