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2006/03/13

録画ビデオの最も大事な部分を誤消去!!

これまで録りためた録画番組の中でも、最も大切なお宝シーンを、よりによって誤操作で消去してしまう者がいたら、そいつはよっぽどの大間抜けであろう。

僕はここ20年ほどの間に、さまざまなクラシック音楽の番組をVHSテープに録りため、最近ではDVDに録りためている。

その700~800本にのぼる録画番組の中でも、僕が最も気に入っているのは、2001年9月に放映された「ルネ・フレミング魅惑の歌」という特集だ。

東京フィルハーモニーの演奏をバックに、歌姫ルネ・フレミングがさまざまなオペラの中の名曲アリアを歌っている。

この中でも、しびれるほどに素晴らしいのは、ドヴォルザークの歌劇「ルサルカ」の「月に寄せる歌」で、僕が記憶している限りはテレビで放映されたのは、この番組だけだった。

昨夜もこのビデオを堪能した後、この次はすぐに「月に寄せる歌」を再生できるように、この歌の冒頭のところまで巻き戻し、ビデオデッキの「取り出し」ボタンを押した。

ところが、画面の様子がおかしい。

テープが出てくるどころか、画面にはテープのルベルアップがどうのこうの、という文字が出ている。

ハッと見たら、なんとデッキの「録画」ランプが赤く点灯しているではないか!

一瞬、頭が真っ白になった。僕が押したのは、「取り出し」ボタンではなく、「録画」ボタンだったのか!?

あわてて、正しい「取り出し」ボタンを押すが、「録画」ランプは消えない。気づいてようやく「停止」ボタンを押す。

この間、約1分。万事休すだろうか。

取り乱した頭の中でも、なんとか録画モードになっていないことに、かすかな期待をかけたが、結果は無残だった。

僕が最も大切にしていた「月に寄せる歌」の冒頭の約1分は、狂乱のような乱れた画面に続いて、何も映っていない真っ白な画面になってしまった。

元に復元する手立てはなく、お手上げである。

かえすがえすも悔やまれることは、誤消去防止のためのテープのツメを折っていなかったことだ。

茫然自失、なすすべなく、後悔と自己嫌悪で、ぼーっとなる。

再放送の予定はないかと、月刊テレビ情報誌をめくってみるが、いま消去してしまった番組がすぐに再放送されると思うこと自体、大馬鹿ものだと自分でも思う。

あらためてデッキのボタンを見ると、左から録画、停止、取り出しの順に同じようなボタンが並んでいて、極めてキケンな配置になっている。

再生ボタンも押してないのに、録画ボタン1つを押しただけで、なんの歯止めもなく上書きで録画状態になってしまうことの恐ろしさ。

ボタンを押すときには、念には念を入れて確認した上で、指差し呼称が必要かも知れない。

「取り出し、よーし!」という具合に。

さらに保存用のテープは、必ずツメを折っておくということは鉄則中の鉄則だ。

消えてしまった「月に寄せる歌」は、さしずめ高価な授業料であり、馴れによって安易になっていた僕のビデオ操作に対して、神様が(神なんて普段は信じないのだが)警告を発してくれたものと、有り難く受け止める以外にないだろうと思っている。

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