マイシティからルミネエストへ、壁面のロゴ付け替え
マイシティ新宿が4月1日からルミネエストと名前が変わるのに伴い、ビル壁面のロゴマークの付け替え工事が進められている。
防護ネット越しには、早くも新しいロゴが姿を現しつつある。
この駅ビルは、東京オリンピックの年、1964年5月に新宿ステーションビルとして完成した。
当時の所有者は国鉄で、株式会社新宿ステーションビルディングには、伊勢丹、高島屋、セゾングループ、丸正、鉄道弘済会など地元資本6社が6分の1ずつ株を持ち合う形でスタートした。
その後、このビルは国鉄の民営化によってJRに経営の主体が移り、名前もマイシティになった。
1989年、西武新宿駅がありながら新宿への足がかりをつかめなかったセゾングループが突如、地元資本の株を買い取ってマイシティの乗っ取りに動き出すという波乱があった。
これに対して、JR東日本は、伊勢丹と高島屋を味方に引き込んで第三者割当増資を行ない、セゾングループの乗っ取りを防ぐことに成功した。
現在の株主構成は、JR東日本が80.8%、伊勢丹と高島屋がそれぞれ8.2%などとなっている。
今回、マイシティを吸収合併するルミネは、もともとJRグループで、JRは今後、伊勢丹や高島屋などから株を譲渡してもらって、100%の株を所有したい考えとみられている。
このJRの狙いについては、いずれこのビルを超高層ビルに建て替える布石と見る向きもあり、また新宿にとっての最大の懸案となっている東西自由連絡通路の建設構想にも大きな影響を与えそうだ。
僕としては、そんな先の話はともかくとして、ルミネエストになったなら、7階、8階のレストラン街を、南口のルミネ1、ルミネ2と同様に、ランチタイムを例外なしの完全禁煙にしてほしいと思っている。
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