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2006/03/24

今世紀末に海面が数メートル上昇という衝撃の発表

念のために先に書いておくが、今日は4月1日ではない。

今日の新聞に載っているニュースの中に、驚愕と戦慄を禁じえない驚くべき報告があった。

それは、温暖化によって今世紀末に海面が上昇する高さが、これまで予測されていた数10センチどころではなく、数メートルの上昇になると予測される、というのだ(朝日新聞夕刊)。

米アリゾナ大学や米国立大気研究センター(NCAR)などのグループが、24日付けの米科学誌サイエンスに発表した。

予測によると、今世紀末にはグリーンランドなどの気温が約13万年前と同じまで上昇することが分かり、これによって海面が2メートルから3メートル上昇する。

この海面上昇が南極の氷床を不安定にして、さらなる海面上昇を招き、いまよりも4メートルから6メートルほど高くなって、約13万年前と同じ海面の高さになる、という。

一般に、海面が1ミリメートル上昇するごとに、海岸線は平均して1.5メートル後退すると計測されていて、海面が1メートル上昇すれば、世界各地の海岸線は平均して1500メートル後退することが分かっている。

日本について言えば、海面が50センチ上昇すれば、1412平方キロメートルの平野が海面下に沈み、人口の2.3%にあたる290万人が移住を余儀なくされる。

海面上昇が1メートルになった場合、日本では全国の砂丘の9割が消滅し、臨海部を中心として東京都の面積よりも広い2339平方キロメートルが水没し、410万人の居住者の移住が必要となる。また、ギリギリで水没は免れるものの満潮時には海面以下となる土地は、23万平方キロメートルにも及ぶ。こうした中で、堤防の増強や海岸線の改良工事にかかる費用は11兆5000億円に上ると見られている。(環境庁による予測と試算)

しかし、この試算でも海面の上昇は1メートルと見積もった場合のことだ。

今回、サイエンス誌に発表された新たな予測では、海面の上昇はその4倍から6倍という驚異的なものになる。

1ミリの海面上昇で海岸線が1.5メートル後退するという計算をあてはめると、4メートルの上昇で海岸線は平均6キロ後退し、6メートルの上昇ならば平均9キロも後退する。

日本に限って考えただけでも、首都圏や阪神地区から地方都市のほとんどを含めて、国土がほぼ丸ごと水没する壊滅的なカタストロフとなることが想像される。

世界各地でも、現在、人口が密集している都市部や平野部はほぼ水没して、人類の文明維持すら絶望的な状況になるのではないだろうか。

「経済活動をしばるから」として京都議定書をせせら笑っているアメリカでさえも、いま繁栄を謳歌している平野部の大部分がごっそり海中に沈む。

これが、何千年後の話ではなく、今世紀末のことであり、あと90年ほどで現実の話になるというのだから、人類は本気で滅び方を考える時期に来たと言えよう。

(表の新着情報:「21世紀の歩き方大研究」の21世紀エッセイ「時間の岸辺から」に、「永田議員の居座りで、民主支持は1日100万人減少」をアップロード)

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