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2006/03/12

時空の中での位置が分かるコンパスは必携品

06-03-12_16-33僕たちは、意識するとしないとにかかわらず、3次元時空の中を生きている。

人間はこのうちの時間軸に対しては非常に敏感で、自分がいる時間座標が分からないと生活を営むのに支障をきたしてしまう。

どの家にも時計があり、また外出する時に多くのひとが腕時計か、もしくはケータイの時計機能を頼りにしているのは、このためだろう。

しかし、こと空間軸に対しては、みな大雑把というかのんきに構えていて、どちらが北でどちらが東かというようなことは、普段はあまり気にとめていない。

僕はいつも外出する時には、ショルダーバッグにアクセサリー代わりに小さなコンパス(磁気羅針盤)をつけて歩いている。

いつも通っている道や普段見慣れた街を歩く時には、コンパスなどなくても平気なのだが、初めて歩く街や通りでは、これが結構役に立つ。

地図を片手に目的地を探し歩く時には、コンパスなしではとんでもない方向に行ってしまう。

海外で街歩きをする時には、ガイドブックの地図が北を上に描かれていることが多いので、コンパスと照合しながら歩くと、曲がりくねった道でも迷うことはない。

数日前、バッグにつけていたはずのコンパスがなくなっているのに気づいた。

ホルダーのチェーン部分がいつの間にか切れてしまったらしい。

コンパスがないと、腕時計を忘れたように、こころもとない気分になる。

時計の場合は、駅などの公共的な場所にあるが、東西南北の方向を記してある場所は意外と少ない。

小田急百貨店の各フロアには、エスカレーターの昇降口付近に東西南北がていねいに明示されていて分かりやすいが、こうした表示はもっといろいろな場所にあってもいいように思う。

ともあれコンパスなしでは格好がつかないので、東急ハンズに行って新しいのを買ってきた。

横にしても斜めにしても逆さにしても水平面を保持する立体タイプで、567円。

とても使いやすく、3次元時空を動くための必需品だと思っている。

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