一車線規制区間で交通整理をする人形
両側一車線ずつしかない交通量の多い通りで、電気工事が行なわれていて、片側の一車線を使って交互に車を流している。
規制にあたる係員は、左手を横に伸ばし、右手でひっきりなしに赤いバトンを振って、車を流している。
これも大変な役だなあと思って近づいてみると、この係員、実は人間ではなくロボットでもなく、なんと精巧に作られた人形なのだ。
ヘルメットをかぶっている上に、交通整理用の柵のようなものに中に入っているため、ちょっと見ただけでは人間と変わりない。
この工事区間の反対側はどうなっているのか確かめなかったが、おそらくもう1体の交通整理人形がいて、お互いが連動して一定時間ずつ交互に車を流しているものと思われる。
人形を使えば人件費の節約になるし、休憩時間の必要もなく延々と作業を続けてくれるので、工事をする側にとっては有り難い存在かと推察する。
よく国道わきなどに、スピード違反の監視にあたっているように見える警察官の人形が置いてあることがあるが、あれはいかにも人形っぽい。
今回の交通整理の人形は、手が人間のような動きをする上に、服装やヘルメットが人間の作業員と同じなので、近づいてまじまじと見るまでは人間と見まごう出来栄えだ。
いわば人形とロボットの中間のような存在だが、与えられた役目は十分にこなすことが出来ている。
こういうのは、なにか呼び名があるのだろうか。
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