NHK受信料は視聴時間分を払う従量制にせよ
NHK職員の相次ぐ不祥事がきっかけで不払いが急増しているNHK受信料について、総務省は受信料の支払いを法律で義務付ける方向で検討に入ったという。
僕ははっきりいって、法律による支払い義務付けには断固として反対する。
ではどうすればいいか。僕は、それぞれの世帯ごとに視聴した時間に応じて受信料を支払う従量制を導入することこそ、最も公平な方法だと思う。
そのためには、電気やガスのメーターのように、NHKを受信した時間が正確に記録されるメーターのようなものを、それぞれの家のテレビに取り付けることが必要だ。
さらに、従量制による受信契約を結ばない家のテレビでは、NHKが受信出来ないようにスクランブルをかけて放送する必要があるだろう。
各家のテレビで、その月にNHKをどれくらい視聴したかは、メーターから直接NHKにデータが行くようにして、いちいち検針員が見て回らなくても済むようにすることはもちろんのことである。
僕は元来、テレビがあまり好きではないので、ほとんど見ていない。
民放について言えば、まるっきり見ていないといってよく、年間を合計しても2時間くらいだろう。
NHKについていえば、僕はNHK総合テレビのニュースを、携帯ラジオで音声だけで聞いていることがほとんどで、それであまり不自由はない。
では、テレビでNHKの番組を全く見ないのかというと、正直いって、たまに見ることもある。
しかし、ここ数年間を通じての平均的なところでいうと、僕がNHKの番組をテレビで視聴(または録画)している時間は、1週間の合計で1時間弱くらいのもので、1カ月を合わせても3時間ほどしかない。
僕のように、1カ月合わせてもNHKテレビを3時間程度しか見ていない者と、朝から夜まで1日10時間も15時間もNHKテレビをつけっぱなしにしている者とを、同じ扱いにして一律の受信料を義務付けようということ自体、著しく不公平であり、根本的に間違っている。
従量制にすれば、僕などは月に100円も払わなくてもいいはずだし、NHKをつけっぱなしにしている人は月に1万円を超えるようになるかも知れない。
当然、これまでのような視聴率は崩壊するだろう。
災害時の緊急放送など、公共放送としての役目はどうなるのか、という議論も出るだろうが、こうした緊急時・非常時にはスクランブルを解除し、メーターの積算から除外することは可能だろう。
NHKを見たい人が見たい放送分だけをお金を払って見るという、極めてあたりまえのことが受信料改革の基本でなければならない。
| 固定リンク
コメント
2011年7月までにはすべてのテレビ放送がデジタルになって、地上アナログはなくなりますが、この時がNHKテレビをスクランブル化するいいチャンスです。段階的に、ニュースや気象情報は非スクランブルにして、それ以外の番組はスクランブルをかけて契約者だけが見られるようにするというのも手でしょう。ゆくゆくは、いまのケータイやプロバイダーの料金のように、従量制もしくは見放題コースなど、それぞれの視聴形態に合わせて、いくつかの契約内容から選べるようにすべきだと思います。
投稿: BANYUU | 2006/04/12 21:42
私も強制的な、取り立て。および法律による
罰則は、反対です。
同じ意見ですが、スクランブルをして、
機械がないと表示できない等にして欲しいものです。
今の時代に、電波を勝手に送りつけ、料金を
徴収しようとするやり方自体間違いだと思っています。
投稿: poko_hide | 2006/04/12 20:36