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2006/04/29

記録媒体としてのDVDは便利だが、時にエラーも

パソコンで作成したファイルやネットからダウンロードしたファイルの保存先は、どれが適当か。

Win95のころはフロッピーディスクに入れていたが、Win98に変えてからはほとんどCD-Rに入れるようにした。

現在使っているWinXPには、記録媒体としてDVD-Rが使えるので、最近はほとんどCD-Rを使わず、データ用のDVD-Rに保存するようにしている。

DVD-Rは書き換えは出来ないが、空き容量があればさまざまなファイルをどんどん追記していくことが出来るので、1枚に4.7ギガ分のファイルを収めることが出来る。

4.7ギガも入るため記録媒体としては便利なのだが、僕のパソコンに装備されているDVD書き込みドライブは、非常に繊細でデリケートでちょっとしたことで原因不明のエラーになって、DVD-R1枚をパーにしてしまうことがある。

去年から、昔の8ミリビデオに写したさまざまなアナログ映像をパソコンに取り込み、ビデオ編集ソフトを使って動画用DVDにデジタル映像で保存する作業を少しずつ進めてきた。

それが一段落したことから、これらの作業の過程でパソコンにたまったさまざまな動画ファイルなどを、今日、整理することにした。

作業の途中段階で発生したさまざまなファイルはデリートし、パソコンに取り込んだアナログの生映像と完成したデジタル映像だけを、データ用DVD-Rにバックアップ保存しておくことにした。

動画のDVDが完成しているのだから、ファイルのバックアップはしなくても当面は困らないのだが、いつかまた必要にならないとも限らない。

今回、バックアップすることにしたファイルは約50ファイル、全部で約4ギガの分量になった。

4.7ギガのデータ用DVD-Rにちょうど入るデータ量である。

さきほど、全部を一括して書き込みを試みた。

これだけの分量だと、さすがに時間がかかり、進行状況を表示する横棒のグラフが、20%を超えるのに15分もかかり、さらに延々と待つこと30分。

ようやく80%くらいまで進んで、あともう少し、というところで、突然、エラーの表示が出た。

「DVDドライブにエラーが発生しました」

そして、容赦なくDVDディスクが自動的に出てきた。

何がどうなったためにエラーになったのか、どういうエラーなのかは一切分からない。

かすかな望みをつないで、出てきたDVD-Rの中身を見てみたが、何も保存されていない上に空き容量ゼロの表示になっていて、もはや2度と使うことも出来ない。

こうなると、上書きの出来ないDVD-Rは捨てるしかないのだ。1時間以上費やした時間もそっくり無駄になった。

再度、新しいDVD-Rを使って最初からやり直す。

何をどう変えたわけでもないのだが、こんどは80%から先も順調に進んで、すべてのファイルがきれいに保存された。

僕の感じでは、DVDドライブによる書き込みは、データ量が多い場合は10回に1回くらいの確率で、今回のようなエラーになって、ディスクを1枚無駄にしてしまう。

気まぐれなエラー発生はデジタルの宿命なのだと、僕はなかばあきらめているのだが。

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