300冊の手塚治虫漫画にお別れ
春は別れと新生の季節。
今日は、何十年にも渡って保管してきた手塚治虫の古い漫画本を、25年ぶりに整理した。
家にあるのは、昭和30年代から40年代のものが中心で、最も新しいものでも昭和50年代前半までだ。
押入れや収納棚の奥深くに、プラスチックケースなどに入れて保管してきたものが多く、上の収納棚の奥にあるものは、脚立を使っても容易には取り出すことが出来ず、まさに悪戦苦闘だった。
これからも保存したいお気に入りの漫画を取り分け、それ以外のもの全部を一箇所にまとめてみた。
かなりの冊数を取り置いたのだが、それを別にしても300冊はある。
25年間1度もページを開くことなく眠っていたこの300冊とは、お別れである。
惜しいと思い出せばきりがない。年度が替わったこの時期、思い切ってサヨナラをしなければ、また10年も20年も、決別の機会を逸してしまうかも知れない。
さらば、手塚漫画の数々よ。春の嵐とともに、新たな活路を求めて散っていくがいい。
手塚コレクションに熱中し続けてきた僕の長い長い青春も、ようやくにして終わりである。
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