« 鉄の鎧をまとった巻貝、どうやって進化した? | トップページ | 9年前はまだモノクロ放送があった? »

2006/04/05

人体に含まれる微量の金には、どんな働きが

昨日のこのブログで、人体には微量の金が含まれていると書いたが、この金は体の中でどんな働きをするために必要なのか、気になっていた。

金とはおカネ(=マネー)のことではなく、原子番号79で元素記号Auのゴールドのことであり黄金のことだ。

この金が、すべての人間の体内に極めて微量ではあるが含まれている。

人体に含まれる微量金属元素については、最近になって見直しが 進められていて、鉄(Fe)、マンガン(Mn)、銅(Cu)、 コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、モリブデン(Mo)、セレン(Se)、ニッケル(Ni)、バナジウム(V)、ケイ素(Si)、 リチウム(Li)、ゲルマニウム(Ge)などが、それぞれ重要な働きを担っていることが解明されている。

では、金はどのくらいの量が人体に含まれていて、体内でどんな作用をしているのか。

これが、ネットで調べてみても書いてない。そもそも人体に金が含まれていることについて記述しているサイトがなかなか見あたらないのだ。

いろいろと本などをめくって調べていったら、やっと分かった。

「私のからだは世界一すばらしい」(アンドレ・ジオルダン著、東京書籍)によると、一人の人間の体内には数マイクログラムの金が存在し、免疫防御機能に役だっている。

免疫防御機能に役だっているという点では、やはり数マイクログラムが体内にあるバナジウム(V)と同じで、これらの微量元素が存在しなければ、生命を維持することが出来ないのだという。

荒川静香選手が獲得した金メダルの成分である金が、すべての人間の体内に微量ずつあって、免疫防御機能に役だっているとは、考えただけでワクワクしてくるではないか。

人間は、というよりも生命は、その進化の過程で、どうやってこれらの微量金属元素を取り込んで、生命維持に役立てることを学んでいったのだろうか。

そもそも、金鉱などがどこにでもあるわけではないのに、自然界にごくごくわずかに存在している金を、どうやって見つけて吸収しているのか、それを考えただけでも驚異といっていい。

金なんてオレは2個もあるぞ、というキミ、これはそういう低次元の話ではないのだ。

僕の体内にある微量の金のことを考えると、なんだかありがたすぎて、人生を粗末に出来ないような気がしてくる。

春の装いでさわやかに街を歩く女の子たちの体内にも、みなそれぞれに微量の金が存在しているのに、みんな知らないのではないだろうか。

「あなたの金、いい働きをしてますか?」なんて声をかけたい衝動にかられるが、痴漢か変質者と思われるくらいがオチなので、やめておく。

|

« 鉄の鎧をまとった巻貝、どうやって進化した? | トップページ | 9年前はまだモノクロ放送があった? »

コメント

昔、NHKの宇宙のスペシャル番組で、
金だけが、人間で作成出来ないと言っていた。
では、金は、どのように出来るのか?
それは、どうやら、星が超新星になり、ブラックフォール
になる瞬間に出来るそうです。
そう考えると、人間の体も宇宙の一部なんですよね。

投稿: poko_hide | 2006/04/06 12:30

中世ヨーロッパでは、なんとかして金を作り出そうと、さまざまな錬金術師が挑み、それによって異なる物質の反応や結合についての研究が飛躍的に進んだといわれます。結果的に金を作り出すことは不可能だったわけですが、金へのあくなき希求が科学の発展の礎となったというのは、とても興味深いことだと思います。

投稿: BANYUU | 2006/04/06 14:17

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39504/9444275

この記事へのトラックバック一覧です: 人体に含まれる微量の金には、どんな働きが:

« 鉄の鎧をまとった巻貝、どうやって進化した? | トップページ | 9年前はまだモノクロ放送があった? »