神田川沿いに、ひっそりと人魚姫の像が
神田川に沿って、小滝橋から末広橋まで歩いてみる。
神田上水公園が途切れて、中央線のガードをくぐって南側に行くと、人通りのない小道が神田川に添って続く。
小道をはさんで、川沿いには民家が続く。
民家の途中、ひっそりとした植え込みの中に、ブロンズの人魚の像があるのにびっくりした。
誰の作なのか、なぜこんなところに人魚姫がいるのか、なんの説明書きもない。
そもそもこの植え込みが私有地なのか、公有地なのかも分からない。
おかっぱの子どもの人魚のようで、腕組みをする姿で、向かいに流れる神田川を見下ろしている。
神田川に人魚伝説のようなものがあるのだろうか。
こころなし寂しそうな表情が気にかかる。
薄幸の人魚姫のような印象を受ける。
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