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2006/05/07

DNAを寸断されても、元通りに繋がって生き返る生物

昨日、NHK教育で再放送された「極限環境生物の不思議に迫る」という番組は、驚異の生命体たちを映像にしていて、驚くばかりだった。

乾燥した環境の下で、生命活動を停止した「永久休眠」という状態になり、そのまま過酷な高温、低温、有毒物質にもビクともせず、水に戻すとなにごともなかったように生き返るネムリユスリカの幼虫も凄い。

が、僕が最も興味を持ったのは、強いガンマ線を照射してDNAをバラバラに寸断させたのに、破片になったDNAの断片たちがやがてモソモソと動き出して、自力で再び切断箇所同士がくっついていって、なんと生命体として元通りに生き返る細菌がいることだ。

破壊されたDNAの断片が、やがて動き出して、お互いに接合し合ってしだいに復元していく映像を見ていると、僕はシュワちゃん主演で旋風を巻き起こした映画「ターミネーター2」を思い出す。

恐怖の殺人ロボットとして未来から送り込まれたT-1000型という液体金属で出来たターミネーターは、破壊されても破壊されても、すぐに復元してしまう。

最も印象に残っているのは、T-1000型が液体窒素によってカチカチに凍らせられた状態で爆破され、細かい断片となって砕け散ったのに、液体金属の断片がそれぞれ水銀のように動き出して、お互いにくっついていき、なにごともなかったように生き返るシーンだ。

ガンマ線で細かく破壊された細菌のDNAが、やがて動き出してくっつく相手の破片を探し出し、元通りに復元していく様子は、このT-1000型が復元して生き返っていく様子にそっくりだ。

この細菌の復元のメカニズムが解明されて、やがて人間にも適応されていったら、がんや大事故などで現在は死をさけられない状態でも、DNAレベルから復元していって蘇生できる道が、いずれ開けるかも知れない。

それは、病気や事故で苦しむ人たちにとっては夢の蘇生術であるとともに、戦争で爆撃を受けていったん死んだ兵士たちが簡単に蘇生されることによって、むしろ簡単に戦争に突き進む世界になる危険性もある。

蘇生可能な人間が人類にもたらすものは、楽園なのか地獄なのか。

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