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2006/06/23

21世紀が開幕して今日で2000日目

今日は何の日だろうか。

沖縄慰霊の日。正解である。

が、どこにも書いてないことだが、実は今日は21世紀が開幕してから、ちょうど2000日目にあたるのだ。

2001年1月1日に、21世紀の1日目を踏み出して以来、僕たちはようやく5年半かかって2000日目までたどり着いた。

僕たちが、20世紀の終わりころに夢見ていた21世紀は、こんなはずではなかった。

何かがどこかで大きく道筋を間違えて、もはや取り戻すことも、引き返すことも出来ない、暗澹たる荒野に世界は踏み入れてしまった。

21世紀は、20世紀を超克し、20世紀の負の遺産を清算して、叡智と共生をベースにしたまったく新しいパラダイムの構築が始まるはずだった。

僕たちはみな甘かったのだ。現実は、もはや僕が書き連ねるのもおこがましいほどの愚劣と破廉恥、腐臭と殺戮の無法地帯が果てしなく広がっていて、それが我が21世紀の姿にほかならない。

21世紀は計算上は、あと93年と6カ月ほどあり、日数にすると明日から34524日ある。

だが、21世紀はもはやそんなに長く続くことはなさそうだ。

21世紀は2050年まではとても持つまい。よくて2030年が限界ではないか。

22世紀は来ないであろう。少なくとも、今のような世界と社会において、人類が22世紀を迎えることは、たぶんないであろう。

2030年から先は、恐ろしい勢いで崩壊する地球環境との闘いであり、市場原理主義やアメリカ流グローバリズムを放置したままでは、大破局を逃れることはほぼ絶望だ。

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