東京地検は、疑惑の福井日銀総裁を逮捕せよ
今の世の中、世界も日本もあまりにも不合理や不条理が多い。
最近のニュースの中でも、最も腹立たしいのは、福井日銀総裁が村上ファンドに1000万円を投資して、去年末までに1473万円もの利益を上げていたことだ。
しかも福井総裁は、日銀が量的緩和政策を解除する直前に資金を引き上げており、これが究極のインサイダー取引にあたらなくて何であろうか。
去年の初め、福井総裁が国会答弁したところによると、家計の受け取り利子は、93年の水準と比べて、それからの10年間で累計して154兆円も減少した。
政府・日銀による超低金利政策は、家計部門のみを直撃してきたのである。
また別のデータによると、92年当時の利子率が続いたとした場合に比べ、その後の11年間で家計部門が失った利子所得は218兆円にのぼり、一方で企業部門は140兆円、政府部門は125兆円の恩恵を受けている。
額に汗水流して働く国民が、ようやく貯めたお金を2年や3年の定期預金に入れても、その利息の少なさは、わずか1回の振替手数料でいとも簡単に消し飛んでしまうくらいなのだ。
福井総裁が安心して村上ファンドに投資できたのは、この超低金利の現実を当事者のトップとして知り尽くしており、さらに超低金利をいつまで続けるかについては、まさに自分の胸の内にあるからにほかならない。
今年2月に資金を引き上げたのも、量的緩和政策をいつ解除するかが自分の胸三寸であったからこそ出来た芸当であろう。
小泉首相や安部官房長官が、これほど国民の批判が噴出している中で、なお福井総裁をかばい続けているのには、それなりの、のっぴきならない理由があるものと考えるのが自然だ。
福井総裁の村上ファンド投資は、ほんの氷山の一角で、これには多くの政官財の重要人物がからんではいないのか。
公的立場にありながら、村上ファンドに投資して、庶民の涙をよそに大もうけしていたのは、ほかに誰と誰がいるのか。
政府や監督官庁、さらには財務省、金融庁、政党役員、国会議員はどうなのか。表面化していないだけで、ぞろぞろと、うじゃうじゃと、大勢の金儲け上手たちがいるのではないか。
ホリエモンや村上代表を逮捕した東京地検が、福井日銀総裁に対してはインサイダー疑惑で事情を聞いたりしていない様子なのは解せない。
政官財を巻き込んだ大スキャンダルに発展するのか、このまま福井総裁が政府に守られて逃げ切るのか。
国民は注視している。東京地検はいまこそ、法の公平な適用のために、福井総裁から事情を聴取し、インサイダーの疑いがあるのなら、証拠隠滅される前に、速やかに福井総裁を逮捕すべきであろう。
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コメント
全く同感です。
通常なら告発されただけでも懲戒免職退陣、麦飯です。
テポドンと与党が守ってるようでマスコミも情けない。
理不尽なことには納得しない私は、昨日から、いろいろなところに特捜部を含め、質問攻めです。日銀本体にも今朝テポドンを発射しました。1週間猶予、だんまりを決めこんむつもりでしょうが、人脈(小沢さん、糸山さん、石原君、共産党委員長、地検特捜部長宛て)で殆ど外堀は埋めました。
通常なら長野軽井沢の名前失念、が特捜にとうに総裁を告発してる。即内偵、逮捕、健康な麦飯ですぜ。
与党の力でいつまで守るんだ、あの白ブタ(ネットではそう呼ばれている)を。『潔し』という内規は日本銀行の綱紀粛正内規(白ブタが副総裁時代に楼欄通いつつ作成したという。
お互いとことん詰めましょうぜ、テポドンや小泉辞めるんで指名責任追求されませんから。がんがんと。これから、マスコミの代表、NHKに
協力依頼の直お願いメールだします。何回か手紙頂きましたので。ここでは公表できない村上ファンド爆弾ネタを持ってますので、もしあれなら、メルアドに直で下さい。2月頃入手したネタ、事実です、私が関係してますので。
では。
投稿: 小野 透 | 2006/09/25 07:29