ウィーンからのモブログ06
ウィーンでは繁華街でも駅でも、大きな犬を連れている人をよく見かける。
おしゃれな装いの若い女の子が自分よりも体重がありそうな大型犬を連れて、メーンストリートを歩いている。
地下鉄の車内にも、犬はバスケットに入れられたりすることなく、堂々と乗ってくる。犬連れの乗車が社会的に公認されているのだろう。
犬は地下鉄だけでなく、トラム(路面電車)にも乗ってくる。
今日は、ベートーベンが遺書を書いた家があるハイリゲンシュタットに行くまでのトラムに、立派な犬が乗りこんできた(写真)。
地下鉄の場合はホームと電車の床が同じ高さなので、犬も簡単に乗れるが、トラムはステップを上がらなければならないので、飼い主が抱きかかえて、よっこらしょという感じで乗せる。
頭がロバのように大きな犬で、口の回りにクツワをはめられている。狭い車内で吠えたり噛みついたりしないようにという配慮なのだろう。
犬にとっては窮屈ではないかと思うのだが、犬のほうも慣れているらしく、じっとおとなしくしている。
降りる時もまた、犬は飼い主に抱えられて、よっこらしょとステップを下る。道路に降りるとすぐに飼い主はクツワをはずしていた。
珍しがっているのは僕くらいのもので、ほかの乗客たちは日常茶飯事の光景のようだ。
BANYUU
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