ウィーンからのモブログ11
僕が出発前にネットで得た多くの情報では、ウィーンはヨーロッパの中で最もタバコの害に対して関心が薄く、カフェやレストランで禁煙席のあるところはほとんどない、ということだった。
これらの情報は、数年前まではその通りで正しかったのかもしれない。だが、百聞は一見にしかず、である。
僕は、禁煙席がないならカフェに入る予定は全くなかったのだが、店に入る前に尋ねてみると、ほとんどの店が禁煙席を設けていることが分かった。
これにより、僕はすっかりカフェめぐりにハマってしまったのである。
ちなみに僕がウィーンで入ったカフェと禁煙席の場所を、以下に記しておきたい。
★カフェ・モーツァルト 入り口を入ってすぐ左側の広いスペース
★ハイナー 1階の入り口右側の狭いスペースと2階左手のケーキケースの奥
★ザッハー 入り口のすぐ右側の広いスペース
★ラントマン 入り口右側の2卓8席のみ
★オーバーラー ここは禁煙席が2階で、朝早い時間は2階がクローズしているので要注意
★ツェントラル 入り口の左側手前、窓側の一帯。広いスペース
これらの中では、カフェ・モーツァルトとザッハーが落ち着いた雰囲気でとくにお勧めだが、僕が最も気に入ったのはツェントラルだ(写真)。
もともとは宮殿だった建物の中にあって、高い天井、クラシックな柱。広々としてゴージャスな内装。入り口の脇には、この店の常連だった作家ペーター・アルテンベルクの等身大の人形が専用のテーブルに座っている。
こうした雰囲気も素晴らしいのだが、僕がここ数日、通いつめているのは食事のメニューが充実していて、味が抜群だからだ。
今日食べたウィンナーシュニッツェルは、豚ではなくちゃんと子牛を使っていて、レモン半個が絞りやすいようにメッシュに包まれて添えられている。
さらに、別皿にサラダが付いてきて、17.5ユーロは決して高くない。
ギラーディローストブラーテンという、ガイドブックにも載っていない料理も絶品だ。牛肉のサーロインをやわらかく焼いたものに、細かく切ったさまざまな野菜のスープ風ソースをかけ、ベーコンを巻いたアスパラガスとパスタを添えたもので、メチャウマ。これは16,5ユーロだ
明日のお昼も、もちろんツェントラル以外には考えられない。こんどは何を食べようかなあ。
BANYUU
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