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2007/02/08

ICパスポートのICチップが破損したら‥

070208_1648早いもので、会社を辞めた年に取得した10年パスポートの期限切れが近くなってきたため、更新手続きをして2017年まで有効の新たなパスポートを受け取ってきた。

こんどのパスポートは、旅券面と同じ身分事項や顔写真が記録されているICチップが埋め込まれていて、受け取り窓口では、ICチップの内容をモニター画面に表示して、間違いがないことを確認させた上で渡している。

ICチップを埋め込むようにした最大の理由は、偽造防止対策という。

しかし、ICチップによって本当に偽造が困難になり、ICパスポートを盗もうとする不心得者は減るだろうか。

テクノロジーが進化しても、それにすぐに追いつく犯罪組織とのいたちごっこになるような気もする。

早い話が、ICチップの中身を書き換えることくらい、ハイテクを駆使した犯罪グループにとっては、朝飯前だろう。

気になるのは、ICパスポートを受け取る時に渡された「外務省・全国都道府県」の連名による「IC旅券とは」という解説チラシの中身だ。

「もしもICチップが壊れたら?」という項では、次のようなことが書かれている。

「何らかの理由により、IC旅券のICチップが破損しても、所持人の身分事項や顔写真などは券面に表示されていますので、出入国審査等はこれまでと同じように処理することができます。したがって、ICチップが作動しなくても旅券は有効なものとして扱うことが国際的な共通認識となっています」

ええっ、これは本当か?

ICパスポートを盗んだ犯罪グループが、強力な磁気などでICチップの中身を破壊し、旧来のやり方で券面の身分事項や顔写真の部分を偽造したら、そのパスポートはICチップが作動しなくても出入国審査を素通り出来るということにならないか。

出入国審査官から、ICチップが作動しないことを指摘されても、「それはおかしいですね。何らかの理由で破損したのかも知れません」と言い逃れをしたら、上記の解説チラシに書かれているような本当に何らかの理由で破損したケースとどうやって見分けるのだろうか。

センター試験におけるヒアリング端末の不具合のように、ICチップの中には不良品もあるかも知れないし、猛暑の国や酷寒の国では作動しなくなることもあるかも知れない。

ICチップが作動しない人をすべて、不正パスポートによる不法入国者扱いにしていたら、強制送還される旅行客があちこちで出てきて、これまた大変なことになるだろう。

僕のIC旅券が、訪問国の出入国審査の時に作動しなかったらどうしよう。

それを考えると、今回もらった「外務省・全国都道府県」の名による薄っぺらな解説チラシは、捨てないでパスポートケースの中に一緒に入れておき、万一の事態の時には、それを見せるしかないだろう。

(一方、偽造グループの方も、疑われた時には、この解説チラシを出そうなどと考えていたら‥!?)

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2007/02/01

富士山に沈む夕日

070201_17022元旦からの1週間は、時間の経過が極端にゆっくりしていて、なかなか1日が過ぎていかない。

しかし、松が取れて以降は、急速に時の流れる速さが元通りになって、恐ろしい勢いで過ぎていく。

1月はまだ何日かあると思っていたのに、気がつけばもう2月だ。

2月は逃げるといわれるように、とりわけ逃げ足が速い。

いまごろは、1年のうちで最も寒い季節のはずだが、このところの暖冬で3月の空だ。

ふと外を見ると、富士山の山ろくに夕日が沈むところだ(写真)。

会社を辞めてから今日でちょうど10年経った。

10年前は、ウィンドウズ95がようやく普及してきたころで、インターネットもウェブサイトもまだ珍しいころだった。

97年2月1日。

僕は、学生時代以来、何十年ぶりかでようやく手にすることができた「会社に行かなくてもいい自由な毎日」の1日目を踏み出したところだった。

そして、買ってまだ2カ月も経っていないパソコンの前で、ホームページ作りへの試行錯誤を繰り返していた。

振り返ってみれば、当時はケータイという言葉もなく、僕は携帯電話すら持っていなかった。

もちろんブログもSNSも存在しなかった。グーグルはあったのかも知れないが、僕は使ったことがなかった。

やっとのことで、今は表のサイトとなっているホームページを立ち上げたのが、2月4日の立春だった。

当時のタイトルは、「2001年の迎え方大研究」。

あれから10年。ネット環境は大きく変わり、ドッグイヤーからマウスイヤーへ。この10年の世界の様変わりは、それまでの50年にも匹敵するほどであろう。

僕の表のサイトは、ほぼ役目を終えたといっていい。終了するのは惜しいが、かといって積極的に更新を続けていく状況でもない。

富士山のふもとに、沈もうとしている夕日のようなものかも知れない、という気がする。

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