新宿の裏通りに、不思議なキャラクター
新宿駅東口から明治通りに抜ける裏通りの街路灯に、不思議なキャラクターが描かれた旗が延々と連なっている。
去年あたりからぼちぼち見かけるようになった気がするが、最近は旗の数も増えてきて、よく晴れた日には人目を引く。
ほかの通りにはこんな旗はなく、この通りだけに集中しているのは、なぜだろうと思っていた。
それに、そもそもこの不思議な生き物は、イヌなのかネコなのかウシなのか。
旗に近づいてまじまじと見てみると、これは「ジクサー」という名前で、ここの新宿東口中央通りのイメージキャラクターだと書いてある。
さして広くない一つの裏通りが、イメージキャラクターをつくっているのは珍しいのではないか。
このキャラクターを制定した新宿中央通発展会のサイトを見てみると、トップページにジクサーが動き回っている。
制定の経緯や時期、そのねらいなどは何も書かれていないが、「受賞キャラクター発表」という項があり、それを見ると、福岡県のグラフィックデザイナーの作品で、公募の中から決定されたらしい。
作者の一言が載っていて、「フワフワしたなじみやすいキャラクターを想像上の生物として表現しました」とだけ書かれている。
これは、想像上の生き物なのだ。どうりで、どの動物にも似てないわけだ。
「ジクサー」という名前の由来も書かれていないが、僕が想像するには、甲州街道と新宿通りの2つの大通りの間にあって、そこを中軸のように通っている通りという意味や、東口発展の軸となりたい、というような思いが込められているのかも知れない。
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