ロシアより愛をこめて送る04
今日はペテルブルク郊外に遠征する。雲一つない快晴で、絶好の遠出日和だ。
午前中はツァールスコエ・セローのエカテリーナ宮殿を訪れる。
青を基調にしたロシアン・バロックの外観も素晴らしいが、ここの目玉はペテルブルク建都300年の2003年に復元が完成した琥珀の間だ。
第二次世界大戦時に、この部屋の壁一面を覆っていた琥珀は、ナチス・ドイツ軍に持ち去られたまま、現在に至るまで行方が分かっていない。
ロシアは国の威信をかけて、戦前の写真をもとに、ロシア産の最高の琥珀を惜しみなく使って、琥珀の間を復元する困難な作業に取り掛かり、ようやく60年ぶりに実現をみたものだ。
この目で見ることが出来た琥珀の間は、まさに別世界のものかと思うような美しさで、息がとまるくらいに幻想的だ。
大変な苦心の末に復元しただけに、この部屋だけは撮影禁止なので、ここで買い求めたパンフレットの写真を掲載しておきたい。
BANYUU
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