ロシアより愛をこめて送る08
エルミタージュはとにかく広くて、限りがない。いったん休憩がてら、館内のカフェで昼食にする。
昼過ぎからは、19世紀と20世紀のヨーロッパ美術の階に上がる。
なんというコレクションの豊富さだ。教科書などでおなじみの、あの画もこの画も、みーんなここにあるではないか!
ゴッホ、セザンヌ、ピカソ、ルノワール、モネ、ゴーギャン。とりわけマティスは、「ダンス」を始めとして(写真)素晴らしい作品が数多く集まっているのに驚嘆する。
こんなに多くの有名絵画の数々が、エルミタージュに集中しているとは、さすがロシアの底力を見た思いがする。
財力に糸目をつけずに、民衆の貧困をも顧みずに、コレクションを増やし続けたロマノフ王朝も凄いが、ロシア革命後も美術品を守り抜き、とりわけナチス・ドイツ軍の熾烈な攻撃と包囲の中、コレクションを死守してきたロシア国民は偉い、とつくづく思う。
今日は開館から閉館間際まで、エルミタージュにドップリと浸かって過ごすことが出来て、大満足の一日だった。
BANYUU
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