ロシアより愛をこめて送る11
今日のペテルブルクは、朝から冷たい雨が降ったり止んだりで、日本では木枯らしが吹くころの寒さだ。
街行く人々も半袖姿は少なく、ほとんどの人が長袖の上着に身を包んでいる。
エルミタージュからやや離れたところに、マルスの原という殺風景な広場がある。観光客の姿はなく、訪れるロシア人もまばらだ。
この広場の中央に、1957年に点火されて以来、一度も途切れることなく燃え続けている「永遠の火」がある。(写真)
ここには革命や内戦の犠牲となった人々が葬られている。
ロシアの険しくて重い歴史を物語るような激しい炎は、風に煽られて右に左にと勢いよくうねっていて、近くにいるだけで熱さが飛んで来て、たじろぐような思いだ。
BANYUU
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