ロシアより愛をこめて送る23
ボリシャヤ・ニキーツカヤ通りを進んでいくと、一目でスターリン・クラシック様式と分かる壮大な建築物が見えてくる。
これが文化人アパートで、映画「モスクワは涙を信じない」にも登場している。官庁や大学の建物ではなく、一般の人たちが住むアパートというから凄い。
モスクワには、スターリン・クラシック様式の建物が7、8棟ほどあり、僕は昨日のモスクワ大学を含めて、これで5棟を見たことになる。
スターリン・クラシック様式は、ニューヨークの摩天楼にコンプレックスを抱いていたスターリンが、それに負けないビルを建てようと、モスクワ800年を記念して1950年代に建築した。
この様式の建物に対しては、モスクワ市民の間でも、評価や好き嫌いが分かれているという。
スターリン時代をよく知らない外国人の僕は、偉容を誇るこれらの建物を見ると、圧倒される思いでシビレてしまう。
BANYUU
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