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2007/07/29

ロシアより愛をこめて送る24

ロシアより愛をこめて送る24
ほぼ半月に渡った僕のロシア一人旅も、間もなく終わりだ。

旅の締めくくりに、モスクワ中心部からやや離れたところにある、昔の修道院を訪ねた。

かつて、スパソ・アンドロニコフ修道院だったところで、ここのスパースキー聖堂は15世紀初めに建てられ、現存するモスクワ最古の建物だという。

敷地内には、ここの修道院で青年期を過ごした天才イコン画家、アンドレイ・ルブリョフを記念して建てられた、イコン専門美術館がある。

僕はキリスト教信者でもなく、あいにくと宗教心も持ち合わせていないが、ロシア正教と密接に結ぶついているイコン画には、心を洗われる思いがして敬謙な気持ちにさせられる。

僕には詳しいことは何も分からないが、西ヨーロッパの宗教美術に多い磔刑の場面が、イコン画には少ない気がする。僕には、磔刑を描いた作品は、どうも心に入ってこない。

ということで、このアンドレイ・ルブリョフ記念イコン美術館では、磔刑のほとんどないイコン画を、心行くまで鑑賞した。

今回のロシア一人旅はこれで終わって、明日のアエロフロート機で日本に帰る。

僕の拙いロシア語を懸命に聞き取ろうと努めて、さまざまな場面で親切にしてくれた、たくさんのロシアの人々に、心から感謝してお礼を言いたい。

ロシアには、また遠くないうちにきっと訪れたい。日本からの直行便のないペテルブルクは機会がないかも知れないが、モスクワにはぜひ再訪するつもりでいる。

モブログで続けてきたロシアより愛をこめて送るシリーズは、ひとまずこれでお休みとしたい。

次回にロシアに来れる日まで、ダ・スヴィダーニャ!

BANYUU

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