25年かけて胃カメラ検査30回を達成!
僕は、子どものころからノドの刺激にめっぽう弱く、風邪を引いたり歯の治療の時など、口を大きく開けさせられると、すぐにオエッとなってしまう。
だから僕は、胃カメラなどは絶対に飲むことは出来ないだろうと、若い時分には固く思い込んでいた。
その僕が、足掛け25年をかけ、今日でちょうど30回目の胃カメラ検査を達成することが出来た。
初めて胃カメラを飲んだのは、やはり初めて受けた人間ドックの検査結果で、自覚症状がまったくないのに異常が見つかったためだ。
一刻も早いほうがいいと、会社の仕事はさておいて入院するはめになり、内視鏡外科の専門医による治療を受けた。
10万人に1人という珍しい病気ということで、ドックで発見されなかったら、「水道の蛇口をひねったような大出血をするところでしたよ」と、その医師に言われた。そして、「命拾いでしたね」と。
それ以降、毎年1回、経過を診てもらうため、同じ医師による胃カメラ検査を受け続けてきた。もちろん、胃や食道、十二指腸の小さな異変がないかどうかもチェックしてもらう。
毎年、検査を受けるたびに、その医師は「年1回の楽しみでしょう」などと軽口をたたきながら、僕の近況を尋ねたりする。
年に1度のコンタクトだが、僕もその医師も、同じずつ年輪を重ねていくのが分かる。たぶん、その医師と僕は同年齢ではないかと思う。
今日は、「お互いに年を取りましたねえ」と言われた。
「心配ありません。大丈夫ですよ」。検査の後の、医師のその一言が、新たな1年を生きるためのパワーになる。
あと何回、同じ医師から胃カメラ検査を受けることが出来るだろうか。
20回は行くだろう。25回はビミョーだ。30回は‥ちょっと無理かも知れないな。
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