フィレンツェからのモブログ03
今日のフィレンツェは薄曇り。まずは朝一番でアカデミア美術館を目指す。ここはミケランジェロのダビデをお目当てに、長蛇の行列が出来ることで知られており、僕は予約はしてないが、8時15分の開門前に行けばなんとかなると思い、7時45分に着いた。まだ6人しか並んでいない。
余裕たっぷりで入場することが出来て、ルネッサンス精神の具現ともいうべきダビデ像とじっくり対面した。
とても大きな像だが、形の大きさもさることながら、この像の発信する精神的メッセージの大きさには圧倒される。
フィレンツェ共和国の依頼で、26歳のミケランジェロが渾身を注いで作成したこの像は、共和制のシンボルであったが、その精神は時代を超えて、現代の僕たちに伝わってくる。
この像を見ていると、若さは美であり、力であることが分かる。その若さとは、意志の強固さであり、無謀とも言える純粋さである。それは理想への確信であり、理想を侵害する敵への断固たる戦いである。
ダビデの像の前で、さまざまなアングルから眺めること1時間。心おきなく堪能して、10時に予約してあるウフィッツィ美術館に向かった。
フィレンツェの美術館は内部の撮影が出来ない。ウフィッツィ美術館への途中、シニョリーア広場に置かれている、等身大のダビデのコピー像(写真左)を撮ったので、こちらを掲載しておく。
BANYUU
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