フィレンツェからのモブログ14
フィレンツェの市街の中でも、ひときわ優雅な趣を感じさせるのが、さして広くない通りの両側に、個性的な古い建物が並ぶトルナブオーニ通りだ(写真)。
グッチの本店やフェラガモ本店など、今をときめく世界中のブランドショップが軒を並べているのだが、大きな看板が出ているわけでもなく、派手なショーウィンドウがあるわけでもなく、徹底して商業色を排しているあたりが凄い。
これらの建物はみな、15世紀から18世紀にかけて建てられたものばかりというから、大ブランドも含めて、フィレンツェの街がいかに、建築物や町並み、景観、雰囲気を大切にしてきたかが分かる。
近代建築や高層ビルなどが建てられないように、厳しい規制の網を被せて、どんなに大金持ちの外国資本であっても、一切の例外を認めて来なかったことが、今のフィレンツェにつながっているのだろう。
BANYUU
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