フィレンツェからのモブログ12・ピサ編
ピサの斜搭前の広場には、大きな洗礼堂とドゥオーモがあって、斜搭の見学を終えた大勢の観光客で賑わっている。
洗礼堂は丸いお椀を冠せたような形のロマネスク建築で、中には13世紀半ばにダ・コーモが作った八角形の洗礼槽がある(写真中央)。さしずめ大きな大理石風呂のような感じだ。
そのわきには、最も初期のイタリアン・ゴシックとされるピサーノ作の説経壇がある(写真の洗礼槽の上)。
中の階段を登っていくと、高いところにぐるりと張り巡らされた吹き抜けの回廊に出て、洗礼槽や説経壇があるフロアを見下ろすことが出来るようになっている。
ピサでは、ドゥオーモも洗礼堂も、内部には古い貴重な彫刻やモザイク画か多いのに、フラッシュを含めて写真撮影は全てOKというのが、観光客としてはありがたい。
今朝は駅から斜搭まで来るのに、バスを利用した。駅前はいろいろなバス乗り場が錯綜していて、初めて来る者には分かりづらい。キョロキョロしていたら、地元のおじさんが教えてくれた。
帰りは、駅まで2キロほどの道のりを、ピサの町並みを見ながら歩いて行った。ちょうど駅に着くころに雨が降り出してきて、列車の帰路は土砂降りとなった。これが斜搭に登る前でなくて幸いだった。
BANYUU
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