警視庁の白バイに乗ってみたぞ
新宿駅西口地下広場を通ったら、何か大掛かりなイベントをやっていて、警視庁の白バイに体験試乗できるコーナーがあった。
置いてあるのは、ホンダの800ccの白バイ。重さは250キロほどだという。
めったにないチャンスなので、僕も乗ってみる。説明役の白バイ隊員が、快くケータイのシャッターを押してくれた。
さすがデカイ。上に乗ってまたがるだけでも一苦労だ。
これを操るには、相当の体力と腕前が必要なのだろうな、と思う。
実は僕は、このクラスのオートバイを運転できる大型自動二輪の免許を持っている。
なぜ大型自動二輪の運転免許を持っているかというと、遠い遠い昔、スクーターで高校に通学するために、当時は書類申請だけで取れる軽免許を持ったのが始まりだ。
この軽免許が、その後、幾多の免許制度の変遷を経るうちに、いつの間にか大型自動二輪免許となって、現在に至っているのである。
したがって僕は、もちろんナナハンなどは運転したこともない。以前、造成中の空き地のようなところで、250ccのオートバイを友人から借りて試乗してみたのが、僕の唯一のオートバイ体験なのだ。
白バイに乗ってみると、単にまたがっているだけでなく、これで実際に走ってみたい誘惑にかられる。
もしも、白バイに乗ってどこへでも好きなところへ行って来ることが一度だけ許されたとしたら、僕は月へ行って来たい。
白バイで空を飛ぶ。
そしてしだいに加速をつけて地球の重力圏を脱出し、宇宙空間をひたすら走り続けて、白バイで月に降り立つ。
気圧の問題や酸素、食糧、推進力などは、ともかくすべてクリアできるものとする。
月に着いたら、月面を白バイで走り回るのだ。重力が小さいので、飛ぶがごとくに走行することだろう。
その様子は、三脚を立ててケータイのセルフタイマーで撮り、地球にモブログで送ろうと思う。
今日は、中秋の名月。
月は膨らみ、夢も妄想も膨らむ。
あ、地球に帰還したら、もちろん白バイは警視庁に返却いたしますからね。
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