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2008/11/25

ウィルスバスター2009の予約検索に障害

Photoウィルス対策ソフトとして使っていたウィルスバスター2006がサポート切れの時期を迎えたため、ウィルスバスター2009にバージョンアップせざるを得なくなり、そのためにわざわざ量販店からメモリを買ってきて自分でパソコンに増設した、という話を、9月17日のこのブログに書いた。

さて、そのようにしてバージョンアップしたウィルスバスター2009だが、使ってみて早々に、予約検索が設定通りに実行されていないことに気付いた。ウィルスバスター2006の時には、どのように予約日時を設定しても必ず予約検索はキッチリと行なわれていた。

2009はなぜ、予約検索が行なわれないのか。時刻を認識できないのか。曜日を認識できないのか、それとも月日を認識できないのか?

僕は、さまざまに予約設定を変えてみて、予約検索がなぜ行なわれないのか、いろいろとテストを繰り返してみた。すると、たまに予約検索が設定時刻通りに行なわれることもあることが分かった。

この違いは何か。僕は、さらにテストを繰り返していくうちに、一つの重大な点に気付いた。

それは、スクリーンセーバーが作動している時に設定時刻が来ても、予約検索はスタートしない、という問題だ。

スクリーンセーバーが作動しておらず、デスクトップ画面が出ている時には、設定時刻になると必ず予約検索が始まり、しかもその後でスクリーンセーバーが作動を始めても検索は影響を受けることなく、最後まで検索が行なわれることも分かった。

2006ではスクリーンセーバーが作動していても、予約検索はスタートしていたのに、2009ではなぜスクリーンセーバーが動いていると予約検索が立ち上がれないのか。

僕は、ウィルスバスター2009の仕様をいろいろ調べてみたところ、このバージョンには、ゲームやDVD鑑賞の途中では検索が始まらないようにする「全画面サイレントモード」が新しく搭載されていることを知った。

これは、パソコンでゲームもDVD鑑賞もやらない僕にとっては、全く不必要な機能なのだが、この機能が、スクリーンセーバーの動きを、ゲーム画面やDVD画面と認識してしまっていることは考えられないだろうか。

僕は、トレンドマイクロ社の問い合わせフォームから、上に書いたような予約検索の障害とスクリーンセーバーとの関係についてのテスト結果を示し、これは「全画面サイレントモード」に起因するのではないか、という推測も合わせて記した。

この後、トレンドマイクロ社との間で、数回に渡って、問い合わせと回答を繰り返したのだが、トレンドマイクロは最初のうち、スクリーンセーバーとの関係を頭から認めようとせずに、インストールのやり直しを2度に渡って指示し、次には「他の常駐プログラムとの競合が原因で発生している可能性があります」として、パソコンの「システム構成ユーティリティ」の「スタートアップ」からウィルスバスター関連以外のすべての常駐プログラムのチェックを外して、障害が起こるかどうか見るように、と指示をしてきた。

僕は、その指示通りに厳密に操作をして他の常駐プログラムをすべて外したが、その状態でも、やはりスクリーンセーバーが作動している時には予約検索が始まらず、スクリーンセーバーが作動していなければ正常に予約検索が始まる、という結果になった。

これで、もはや他の常駐プログラムとの競合ではなく、スクリーンセーバーとの関係こそが問題であることがはっきりしたにもかかわらず、トレンドマイクロ社が次に指示してきたのは、「お客さま固有のご利用環境にて発生している」のではないか、としてデバッグログを抽出して提出するように求めてきた。

これは、僕のような素人には手におえない難解な操作手順で、しかも操作の途中で「問題を再現してください」というメッセージが出たら、問い合わせの現象を再現するように、というのだ。

検索がスタートしないという状況を、どうやって再現してログを取ればいいのだろうか。しかも、パソコンでこうした操作をしている途中であれば、スクリーンセーバーは作動をすることなく、従って予約検索は正常に行なわれることははっきりしているので、ログは無意味になってしまう。

僕はこの点について再度、問い合わせのメールをフォームで出したところ、昨日になって、トレンドマイクロ社から次のような回答(以下は要点のみ抜粋)があった。

ご連絡いただいております現象ですが、弊社環境下でも
全画面化されたスクリーンセーバー利用時、検索が
実行されない状況のため、原因としては、やはりご指摘のように、
上記の状態にある場合または全画面化動画(の状態)を
認識したことによるものと考えられます。

大変詳細な調査をいただきお手数をおかけいたしました。
ご連絡ありがとうございます。

つきましては、大変申し訳ございませんが、予約検索時間を
調整いただくなどの方法(又はスクリーンセーバーの設定)により
現象を回避いただくことは可能でしょうか。

本現象につきましては、製品の仕様上の制限の可能性も
ございますため、改善が非常に難しいと思われます。


ようやく、この段階になってトレンドマイクロ社が、スクリーンセーバー作動中には予約検索が実行されないことを実証的に認めたわけで、原因は、「全画面化動画(の状態)を認識したことによるものと考えられる」としており、これまで僕がアピールし続けてきたことをトレンドマイクロ社も確認したことで、とりあえずこの問題は一区切りがついたことにしたい。

製品の仕様上の制限があって改善は非常に難しい、としているので、僕としては、予約検索の時刻が近づいてきたら、スクリーンセーバーが起動するまでの待機時間を長めに設定し直す、などの対応で切り抜けるつもりだ。

トレンドマイクロ社に要望したいことは、次のウィルスバスター2010では、このように不具合がないようにプログラムを改善するか、あるいは「全画面サイレントモード」をオンにするかオフにするかをユーザー側の操作で切り替えることが出来るようにしてほしい。

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2008/11/05

秋の夜長にドストエフスキーを2冊

081105ドストエフスキーを2冊読んだ。

一冊は、ドストの処女作で文壇へのデビュー作となった、『貧しき人びと』。

新潮文庫ではあるが、文字が大きくなっていないため、読むのに目が疲れたが、内容は往復書簡形式で書かれているので読みやすい。

この作品は、ドスト文学の出発点ともいわれるゴーゴリの『外套』を強く意識した作品で、ペテルブルクの極貧の人々の生活ぶりがリアルに描かれ、その後のドストの数々の名作の萌芽が随所にうかがえる。

近所に住む貧しい男と貧しい女は、恋愛関係ではないのだが、お互いに強い愛情と信頼で支え合っている。

貧しさの極みの中で、人はどうやって誠実さを貫くことが出来るのか。その日その日に食べるお金にも事欠く赤貧の中で、人と人との信頼関係はどこまで耐えられるものなのか。

ドストが生涯の重いテーマとして作品の中で格闘し続けた貧しさとお金の問題は、この作品でも主人公たちを極限まで追い詰めていく。

結末はあまりにも不条理だが、このどうにもならない不条理こそ現実世界なのだと、ドストは冷徹に、そしてヒューマンなタッチで描ききっている。

もう一冊は、『永遠の夫』。こちらは文字の大きくなった新潮文庫で、目にはやさしいが、内容は話があっちへ行ったりこっちへ行ったりで、全体の流れがつかみにくい。

『永遠の夫』という邦題もしっくりせず、訳者の千種堅氏はあとがきの中で、『万年亭主』という題のほうがふさわしいのだが、我が国ではすでに『永遠の夫』で定着しているので、変えるのは難しいと書いている。

今回読んだ2冊の中では、『貧しき人びと』が圧倒的に素晴らしくて、後年の『罪と罰』や『カラマーゾフの兄弟』などの傑作群へと結実していくドスト文学の原点がここにあるという感じだ。

僕がまだ読んでない主要なドスト作品に『地下室の手記』があり、次にはこれを読んでみようと思っている。

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2008/11/02

竣工したコクーンタワーの不思議いろいろ

081102JR新宿駅西口の真ん前に、近未来建築を感じさせる特異な姿で完成したモード学園コクーンタワーは、超高層ビル群の中でもひときわ目をひきつける。

近くから見ても、この写真のように小田急百貨店本館12階の展望スペースから見ても、全体の姿形はどうなっているのか、なかなか全容がつかめない。

繭(コクーン)模様の湾曲した外壁面は、何個の面があるのだろうか。2面か4面か。また下から見ると、てっぺんは山の稜線のような鋭角のように見えるが、真上から見るとどうなっているのか。

こうしたナゾに答えるかのように、サイエンス雑誌「Newton」の12月号が、コクーンタワーの特集を掲載している。

「Newton」のイラスト入りの記事を読んで初めて知ったのだが、このコクーンタワーを真上から見た場合の基本的な形は正三角形なのだ。

コクーン模様の外壁は、堅い鉄骨を斜めに組み合わせて地震の横揺れを吸収するようになっており、これが下から上へと膨らみながら3方向から全体を包み込み、50階建ての45階のところで正三角形となって結合している。

横からは山の稜線のような感じに見えるてっぺんのところは、なんと真上から見るとやはり正三角形で、しかも2等辺三角形が3面合わさった三角錐になっているのだ。下からや横からはどう見ても、てっぺんは三角錐には見えないのがマジックだ。

「Newton」によると、コクーンタワーにはいわゆる屋上がないため、火災などの緊急時にヘリコプターが着陸するスペースがない。そこで、緊急時のための救助用スペースが、てっぺんの内部に収納されていて、非常時にはスプーンの先端のように外側に開いてせり出す。

ヘリは着陸することは出来ないが、救助用スペースの上に脱出した人たちを、ホバリング(空中静止)して救助にあたる。開ききるまでの時間は7分という。

ついでに、これも「Newton」を読んで初めて知ったのだが、コクーン模様が異彩を放つ外壁には、斜めに組み合わされた鉄骨のほかに、描かれた模様もあって、それがミックスされて複雑な模様となっている。

完成したコクーンタワーには、すでにモード学園などの学生たちが学び始めており、今月6日にはブックファーストがオープンする。

本当に三角形なのかどうか、商業施設がオープンしたらじっくりと観察してみたい気にかられる。

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