己のライフスタイルも事業仕分け進みたり
けふは彼岸の入りなれど風冷たし。
いつしか歳を経ぬれば、おのずからライフスタイルなむ変はりたりける。
先月まで余は、おおかたの日々、スタバなどのコーヒーショップにしげく通ひて、新聞なんどを読みつつ時を過ぐせるを日課とせしを、ちかごろは自宅にてドリップコーヒー入れること、あまたたびになれり。
ドリップコーヒーは香りいみじう良く、しかも安上がりにて、落ち着くことこのうへなし。
ひとたびこの味知りては、もはやスタバなどに行くこと、よもあらじとぞ覚ゆ。
コーヒーのみにしもあらず。気がつけば、余はおおかた無意識のうちに、己のライフスタイルの事業仕分けぞ進めたりける。
大戸屋などの外食産業の利用、とみに減りて、スーパーや惣菜屋などの「中食」用ひる機会、いみじう増したり。
けふからは、長年続けたりけるN新聞の購読、止みにけり。
N新聞は、余は経済記事読むより、文化記事の時たま秀でたるを好みて、切り抜きなどせるが、さとても月に2、3本のことなれば、止みてもさして不足のなからむにや。
数年前まで、余はA紙、Y紙、M紙、N紙、日刊スポーツの計5紙をも購読したりけるが、いまにして思へば読む時間のよくぞありけるにや、と驚きなるぞよ。
新聞はけふからA紙のみとなりけり。
ドリップコーヒーの香に浸りつつ、時の流れに追はるることのなきに、1紙を熟読するもまた愉しからずや。
| 固定リンク
コメント