三菱vs住友、新宿再開発の陣 3カ月経ちて今は
新宿の西端、青梅街道の北側にて、三菱地所と住友不動産の両雄相撃つ熾烈な再開発合戦のことをば、去年12月8日に記せり。
余はそののちも、をりに触れてこの辺をありき続けおるに、三菱地所の当初大きく出遅れたる感ありけるが、猛追目覚しく、やうやうにして、両者互角の戦いとなりたるとぞ見ゆる。
3月に入りてからは、建設の中核担へる大型クレーンどもの、おのおの自力にて天に向かひて進捗を続け、大枠の鉄骨なむ、日増しに高くなりゆける。
建設工事の様は、余のベランダからも望めるやうになりて、中央線の車窓などからも、両軍のクレーンの林立せる景色、さやかに望むこと能ふ。
写真は、上が去年12月の様なりて、下が同じ位置よりけふ撮影せる工事の様なり。
左が三菱地所、右が住友不動産なるぞかし。
三菱地所軍勢の建設担ふは鹿島建設、住友不動産軍勢の建設は大成建設と鴻池建設の共同体なりて、こはゼネコンの戦にてもあるは、いみじう興あることかな。
新宿新都心地域の超高層ビル、いまはあまた建ち並びたるといへども、かやうに近う向かひ合ひて、同時に建設の進みたりけるはこれまで例のなかりしことなり。
この再開発合戦の一大景観を呈するは、新宿の変貌の象徴とぞ覚ゆる。
竣工予定は、三菱軍勢が来年の6月30日、住友軍勢が同じく来年の8月30日なるてふに、このあたり一帯の新たなる都市とて生まれ変はるらむこそ、待ち遠しけれ。
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