不思議なる夢の中で出逢ひし女のこと
こは、いかなるにや。
不思議の夢を見たりけるものかな。
いずこなるや、なにゆゑなるやも覚えず。
女一人、立ち居たり。そは眩き姿なりて、まぼろしの如く、はかなげにゆらめきたり。
これまで夢に現れたることのなきは勿論にして、余の無意識下に、かの女への、さなる深層心理の潜みたるにぞ、驚かれぬる。
いと鮮烈にしてリアルなる姿形に、目覚めたりける後も、幾度となく思ひ出しては、夢の光景なむ再生したる。
うつつとの境界定まらずして、おぼろなる余韻の心地よきに浸れり。
フロイトに問うたらば、この夢の解析いかにするらむ。
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