民主代表に菅氏の朝日・読売号外、街頭にて入手せり
けふは昼すぎて、新宿の地下街をすずろに往くに、大きなる活字の薄き新聞やうのもの、手にしたる通行人なむ、ちらほらと見かけたる。
さは、民主代表に管氏決定の号外にこそはあらめ。余もゲットせばや、と思へど、いづくにて配布したるやを知らず。
新宿なれば、東口か西口か、はたまた伊勢丹前あたりかとぞ。
号外の配布は、恐るべき短時間の勝負なれば、勘のみを頼りて、配布場所と覚しきところに往きてみむとす。
昼下がりなる時間帯と、号外の内容からするに、買ひ物客多き東口より、都庁かいわいのビジネスマンあまた往き交ふ西口にあらずや、と見当付けたり。
西口に出でてみれば、朝日の号外なむ、ロゴ入りのジャンパー着たる配布員の、声枯らして通行人に手渡し手渡したりける。余もやをら一部を貰ふ。
しばし離れたるところに、もう一人の配布員の、こちらは読売の号外ぞ、配布し居る。これも貰ふ。
「いでいで、残り、いみじう少なくなりたるぞ。とくとく」と配布員のをめく間も待たずして、朝日、読売ともに号外またたく間になくなりたるぞ、すさまじき。
政治の世界なむ、一寸先は闇なるとは云ふものの、ことしの師走までに、政局がらみの号外、あと幾たび出るにやと、覚束なきこと限りなし。
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