昨日付けし歯の仮ブリッジ、サンマ食らひて崩落
先月17日に抜きたりける歯の治療なむ、昨日、その両側の歯の被せ物取り外し、3本の歯に跨る仮ブリッジ装着しつるところまで漕ぎ着けたる。
次なる予約日は16日とて、歯科医からは「その間、通例なる食事とりて問題なけれど、極端に硬き物は避けるべし」と云はるる。
通例の食事にて構はぬとは云え、軟らかめのものこそ良からめ、と思ひて、今日の夕食は、またまた秋刀魚焼きて、大根おろしとともに食はむとす。
さるを、秋刀魚の身食らふうち、がりりと異音して、いかなるにや、硬き物ぞ噛み砕かむとしたる。
怪しと覚ゆるに、口の中より取り出して見れば、あなや、昨日装着したりける仮ブリッジの、まるごと外れたるは。
オー・マイ・ガッド!
しばし、外れたる残骸のブリッジ、矯めつ眇めつ眺めたりて、呆然とす。
さるにてもあらねば、残骸、水洗ひしてティッシュに包みたり。
歯医者に疾く行きて、付け直して貰ひてむや、と気は急くものの、折り悪しく明日は日曜なり。
鏡にて、ブリッジ外れたる箇所見れば、跡地はグラウンド・ゼロとなりて、こは、まさに余の9.11なるぞかし。
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