朝日新聞号外にて振り返る2010年 その1
今年も残すは20日となれり。このブログの恒例なる「朝日新聞号外にて振り返る2010年」にて、今年1年を振り返りてみたし。
この年末恒例企画で紹介せし号外は、2006年が8件、2007年が4件、一昨年2008年は北京五輪金メダルあまたありて18件、昨年2009年は10件なりき。
今年2010年は、全国的なニュースのみにても11件の号外発行されたり。これを2回に分けて掲載す。
朝日新聞の号外出さざりける1件は、読売号外を掲載す。
日付は、号外の発行されし日付なり。
2月4日 横綱朝青龍、泥酔して知人に暴行したるてふ問題にて、引退を表明。モンゴル出身にて、横綱在位場所数なむ歴代8位の42場所なる。猛き横綱にして悪役のイメージあるも、29歳の若さにて土俵去ること余儀なくされたるを惜しむファン、けして少なからず。この引退なからましかば、白鵬の63連勝なる大記録もなからまし。
2月19日 バンクーバー冬季五輪にて、フィギュアの高橋大輔ぞ日本男子初の銅メダルに輝ける。五輪フィギュアのメダリストは、92年アルベールビルの伊藤みどり、06年トリノの荒川静香に続きて3人目なり。高橋は08年に膝の靭帯断裂の大怪我を負うも、再起をはかりたりて実を結べるとぞ。一度地獄を見たりける人間は強し。
2月26日 注目の冬季五輪女子フィギュアにて、初の五輪となる浅田真央は銀メダル。金メダルはライバルなる韓国のキム・ヨナに奪はれたり。喜びよりも悔しさの溢るる涙の銀となりにけり。安藤美姫は5位に入りたりて、前回トリノの15位からいみじう躍進し、メダルならずも笑顔さやかなり。
6月2日 普天間基地の移設問題なんどで進退窮まれる鳩山首相の、まさかの辞任表明に国民は驚けり。直接の理由なむ、社民党の政権離脱を招きて、参院選での選挙協力に亀裂入りたるによるとぞ。政治とカネの問題も背景にあるとみられ、小沢幹事長にも同時に辞任を迫りて了承を得る「抱き合ひ心中」に。
6月4日 鳩山辞任を受けたる民主党の代表選挙にて、菅直人副総理兼財務相が選出。これにて菅首相の誕生へ。閣僚人事、党役員人事にて脱小沢を貫き、国民の支持は急上昇するも、参院選にて消費税率10%を謳ひしが有権者の反発を浴び、惨敗せらる。国会は衆院と参院とで多数派の異なる真性ねじれ国会となむなりたる。
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