つつしみて2011年の新春を寿ぎ奉る
あらたまの年立ちぬれば、めでたきこと、なのめならず。
ここにかしこみて、はつはるを寿ぎ奉る。
けふは空のけしきもうらうらと、はれやかにして、めでたき心地す。
今年2011年はいかなる年になるらむ。
世の中の平穏安泰にして、われもひともみな無病息災に、一日一日をつつがなく過ぐさるることを、願ふのみなり。
21世紀の開幕とて、いみじう騒ぎ、多大なる期待とともに見守りたりける頃より、りんと10年になりぬ。
はや新世紀も10分の1が過ぎゆけり。
過ぎたることどものすべては、一瞬のごとく去れり。
遠き過去も、近き過去も、過ぎたることにおきてはすべて等価なり。
けふからは、21世紀の2ラウンド目の10年ぞ始まれる。
10年後に振り返らむ時、2010年代をいかなる10年と覚ゆるにや。
とまれ、新たなる10年、われもひとも、みなみな健やかに穏やかなる様にて過ぐさまほしけれ。
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