後出しジャンケンの都知事選、ポスター掲示板は整へど
4月10日投票の東京都知事選まで、あと1箇月と迫りぬ。
道端のあちこちには、ポスター掲示板も整ひて、2週間後の3月24日告示ぞ待つばかりなる。
都知事選は後出しジャンケンと云はれたるも、げにやと覚ゆ。
いったんは「鞍馬天狗のやうに消えむ」と4選不出馬のニュアンス散らつかせたる石原都知事、今朝の新聞見れば、進退再検討とかや。
松沢・神奈川県知事、小池・共産党政策委員長、ワタミの渡辺会長、東国原・前宮崎県知事、ドクター・中松なんど、すでに出馬を表明ないしは出馬確実と見られる面々あまた居る中に、民主、自民ともに、いまだに擁立候補の定まらぬこそ、いぶかしきことなれ。
後出しジャンケンは、人より遅れて出せば出すほど、意外性とともにニュース性も、いみじう増して有利なる展開に持ち込めること能ふとぞ。
石原都知事の11日に進退を正式に明らかにするてふは、ほかの面々のグー、チョキ、パーなむ、見並べて、勝算あらばジャンケンに加わる心づもりならむ。
さらに遅れて、ジャンケンに参加せんとする大物のありやなしや。
この構図崩すパワー持てる大物とては、蓮舫女史をおきてはあるまじと覚ゆるに、いまの民主の窮状からして蓮舫サマ御出馬の可能性は限りなくゼロに近しとぞ見ゆる。
1箇月後、終りて見れば笑ふのは、やはり慎太郎なるや。
| 固定リンク
コメント