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2011/04/25

PCにて地震見張る三つのアイテム

110425a3.11から1月半が経過するも、余震のさらさら収まる気配なければ、なにとのう落ち着かぬこと、なのめならず。

ぐらりと揺れる度ごとに、肝冷やす思ひするもわりなければ、余はPCにて列島の地震具合なむ、リアルタイムに見張れるアイテム、3通り導入して構へたる。

その1つは、列島に隙間なく張り巡らしたる地震計の、現在の測定値を色分けして視覚化し、2秒ごとに更新し続くる防災科学技術研究書の「強震モニタ」なり。

こは、常時5000人から9000人が接続したる優れものサイトにて、やうやう色の変はり広がりゆく見れば、自分の居れる地点での揺れさへも予測能ふものなり。

視聴しながら書き込まるるコメントの、リアルタイムにて流るるぞ、状況把握に大いに役立てる。

3.11の「強震モニタ」の様子、動画にて掲載さるるありて、東日本の観測地点の、一斉に真っ赤に染まりゆける様は驚きに尽きて、ひたぶるに恐ろしとぞ見ゆる。

110424aその2つは、テレビにて流さるる緊急地震速報を、PCにて受信叶ふやうに為すフリーソフトの導入なり。

こは、「Signal Now Express」てふサイトにてライセンスを取得し、PCにインストールすれば、緊急地震速報の発令とともに自動的に、テレビにてお馴染みのチャイム鳴り響き、震源や予想震度、地震到達までの秒数などの、列島地図とともに表示さるるぞかし。

表示画面に、カエルの顔のイラストあるによりて、「カエル」の通称にて呼ばれたり。ライセンスの取得者あまたになりて、接続数の限界になりつつあるとて、新たなるライセンス発行を近く停止するやにも聞く。

Aその3は、「首都直下地震観測網 MeSO-net Realtime Monitor」なりて、目下のところ最大の関心事なる首都直下地震を、24時間見張り続くるリアルタイムの地震波表示サイトなり。

東京の地震研究所、茨城の歴史民俗資料館、千葉の松戸馬橋高校の3観測点の地震波なむ、同時に並列して表示し続くるのみの、静謐なるサイトなれど、いささか揺れたりと感じたる時に見れば、波形の荒立つさま、生々しかり。

もはや、いかなる規模の災害に見舞はるるも、「想定外」なるものは有り得ぬと覚悟すべし。

首都直下地震は十分に想定内にして、明日起きるやも知らぬ喫緊の危機とこそ。

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2011/04/19

いたるところに、リアルタイムの電力使用率表示さるる

110419a3・11を境に、吾らの文明は大きく変はりたり。

街をすずろに歩けば、いたるところに、現時点での東電管内の電力使用率、リアルタイムに表示さるるありて、節電を呼びかけつるは。

夏場のクーラー使用時には、電力使用率はいかばかりならむと、今から、うたてしこと、なのめならず。

大気中の放射線量も気にかかれり。

テレビのニュースなどにて、その日の計測値報じらるるも、なほ気にかかりたれば、ほぼリアルタイムにて、大気中の放射線量の表示さるるサイトなむありて、そを覗きて見たる。

さらなる気がかりごとは、今回の巨大地震や相次ぐ余震に刺激されて、首都直下型地震の発生する恐れの高まれるや否やてふ問題なり。

これまでも首都直下型地震は、30年以内に起る確率の70%とされたるに、いまやいつ発生しても不思議ならぬ状況とぞ。

3・11は東京にて震度5強の揺れなりけるに、直下型地震起きなば、震度6強から震度7ほどになるらむと、あまたの専門家の想定したり。

その備へは、如何にすべきやと、思案して見るも途方に暮るるばかりなるぞかし。

とまれ、ありとある無駄を省きて、その日その日を、身の丈に合はせて、ささやかに、つつましく平々凡々と生きることの叶ふこそ、有り難きこととこそ覚ゆれ。

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2011/04/10

絶好のお花見日和ところにより放射能

1104101a

けふは、東京の桜の満開となりてより初の日曜日にして、好天かつ温暖、昨日の土曜日は雨がちなりけるに、新宿御苑には花見を待ち兼ねたる人人、どうと押し寄せたり。

上野公園など都内の桜の名所、おしなべて大震災による自粛呼びかけたりて、ぼんぼりもなき様なれば、花の下にての宴、繰り広ぐること能はず。

新宿御苑は、上野などの代りに宴会催すグループもぞとて、入場門や苑内のいたるところに、「アルコールの持ち込み禁止なるぞかし」との看板連ね、入場客一人一人の手荷物開けさせて、酒なんどの持ち込みのなきやう厳重なるチェックなむしたる。

厳しきアルコールチェックのなせるにや、歌舞音曲かきたてて騒ぐグループもなく、みな静やかにつつましく、花の短き盛りを粛粛と満喫せる様子なり。

被災地の人人を案じつつも、ときおり風に吹かれて花吹雪舞ふ、満開の桜の間をすずろ歩きするは、これぞ日本の原風景なるらむと感じ入れる。

かくするうちにも、大気中の放射性物質、国の基準値以下とは云へ、漂ひ漂ひて花見客に注ぎかかるらむ。

「ただちに健康への影響はあらず」とは、このところ耳にたこが出来るほど聞かされたる常套句なるに、ただちににはあらぬものの行く末には如何や、との問ひには明確なる答への返り来ることなし。

我らの放射性物質との長き長き付き合ひは、まだ始まりたるばかりにて、今後、数箇月から数年に渡る超長期戦も覚悟すべしとこそ。

月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つは もとの身にして 業平

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2011/04/01

節電・放射能・自粛‥戦時下の帝都に似たり

110401aけふから新年度となりぬ。

世が世ならば、咲きほころびたる桜とともに、胸はずむスタートの日なるべし。

されど、目くるめく4月の陽を浴びて、新宿駅のホームに入りたる電車の車内は、すべての蛍光灯ぞ消されて、真っ暗なる。

乗客の誰もが、この消灯の意味することの重さを知りおれり。

デパートの営業時間は6時までに短縮され、地下通路のエスカレーターなむ停止のままなる。

ディスプレイ看板の、なべて消されたる通路を、みな黙々と歩きゆけり。

かやうなる光景の、かつて見覚へある心地するは、戦時下の帝都の残像に重なれる故にや。

余の記憶に、微かに残れる戦時のさまは、敵機襲来のサイレンとともに、灯りのつゆ漏らさぬやう、ふためきて欄間に黒き厚紙カバー打ち掛けたる、ほの暗き部屋の静けさなり。

加ふるに、大気中の放射性物質の濃度、連日のニュースにて伝へらるる中に、新宿はなべて平常値よりも高めの数値となりたるぞ、いみじう不気味なる。

かの9.11から10周年を迎へる今年の春、日本にて3.11の歴史的断絶の起こりたるは偶然にや。

3.11はいま、我らの文明を強制的に転換させ、日本人のマインドとパラダイムを、根こそぎ変へつつあるぞかし。

我らはもはや、3月10日まで脈々と流れたりけるあの日常に戻ることの能はずなりにけり。

昼なほ暗き重苦しさの中、我らの行く手は阻まれたりて、日本全体が自粛と縮小の悪循環に嵌りたるかとぞ見ゆる。

ポスト3.11の日本の文明・文化・社会とは、いかなるものなるらむ。そに連なれる微かなる光は、いずこかに見ゆるにや。

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