PCにて地震見張る三つのアイテム
3.11から1月半が経過するも、余震のさらさら収まる気配なければ、なにとのう落ち着かぬこと、なのめならず。
ぐらりと揺れる度ごとに、肝冷やす思ひするもわりなければ、余はPCにて列島の地震具合なむ、リアルタイムに見張れるアイテム、3通り導入して構へたる。
その1つは、列島に隙間なく張り巡らしたる地震計の、現在の測定値を色分けして視覚化し、2秒ごとに更新し続くる防災科学技術研究書の「強震モニタ」なり。
こは、常時5000人から9000人が接続したる優れものサイトにて、やうやう色の変はり広がりゆく見れば、自分の居れる地点での揺れさへも予測能ふものなり。
視聴しながら書き込まるるコメントの、リアルタイムにて流るるぞ、状況把握に大いに役立てる。
3.11の「強震モニタ」の様子、動画にて掲載さるるありて、東日本の観測地点の、一斉に真っ赤に染まりゆける様は驚きに尽きて、ひたぶるに恐ろしとぞ見ゆる。
その2つは、テレビにて流さるる緊急地震速報を、PCにて受信叶ふやうに為すフリーソフトの導入なり。
こは、「Signal Now Express」てふサイトにてライセンスを取得し、PCにインストールすれば、緊急地震速報の発令とともに自動的に、テレビにてお馴染みのチャイム鳴り響き、震源や予想震度、地震到達までの秒数などの、列島地図とともに表示さるるぞかし。
表示画面に、カエルの顔のイラストあるによりて、「カエル」の通称にて呼ばれたり。ライセンスの取得者あまたになりて、接続数の限界になりつつあるとて、新たなるライセンス発行を近く停止するやにも聞く。
その3は、「首都直下地震観測網 MeSO-net Realtime Monitor」なりて、目下のところ最大の関心事なる首都直下地震を、24時間見張り続くるリアルタイムの地震波表示サイトなり。
東京の地震研究所、茨城の歴史民俗資料館、千葉の松戸馬橋高校の3観測点の地震波なむ、同時に並列して表示し続くるのみの、静謐なるサイトなれど、いささか揺れたりと感じたる時に見れば、波形の荒立つさま、生々しかり。
もはや、いかなる規模の災害に見舞はるるも、「想定外」なるものは有り得ぬと覚悟すべし。
首都直下地震は十分に想定内にして、明日起きるやも知らぬ喫緊の危機とこそ。
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