5年ぶり、運転免許証の更新に往きて来たり
けふは5年ぶりに、運転免許証の更新手続きなむ、して来たる。
前回の更新は、2006年の同じき8月15日なりき。
あれから、はや5年もの歳月の経ちぬるにや、とただ驚くのみなるは。
その日のブログ見れば、余はかく書けり。
「前回、更新せるは21世紀の最初の年、2001年なりき。その時も、けふと同じき8月15日に更新に行きたりけり。それより1箇月も経たざるに、同時多発テロぞ、世界の様相、まるで変へてしまふとは、たれか予想したる。次の免許証更新なむ、5年後の2011年のことなるぞ。これよりの5年間、世の中、如何に変はりたりけるにや」
さなり。この間に、世の中は異次元に突入せる如く、ぼろぼろに変はり果てたるぞかし。
大震災から5箇月の経ちてなほ、猛暑の中、8万7000人の避難生活続けるとや。
放射能汚染の拡大は、陸も海も空もなく、ひたぶるに数十年は消へざる毒となりて、生きとし生けるものを脅かし続くらむ。
よくよく見れば、新しき免許証の中味もあちこち変はりたりけり。
余はいつの間にか、普通免許から中型免許になりぬ。この5年間、一度も運転せざる身に、8トンまでとは云へ、中型車の運転すること能ふるはずのあろうかは。
本籍の記載消へて、ICチップにのみ記録されたるとぞ。
この次、5年後の更新なむ、2016年のことなる。
リオデジャネイロ五輪の年にして、5年なんどこそ夢のやうなる速さにて経過して往かめ。
その時、世の中、いかなる様相を呈すらむ。
原発事故は収束されつるにや。政権は自公なるや民主なるや、はたまた想定外の連立となりつるにや。
首都直下地震や東海・東南海・南海の巨大連動地震は、起こりたるにや、迫りたるにや。
情報端末やデジタルの世界は、いづくまで突き進みたるぞ。
余は次回もまた、きっと8月15日に更新に赴かむとこそ。
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