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2012/02/29

閏2月29日、東京は雪にてモノトーンの世界なり

120229a4年に一度のけふ2月29日、東京は昼過ぎまで雪降りて積もれり。

東京の雪なむ、しばしば大事件の背景となりける。

元禄15年(1702年)12月14日の赤穂浪士の吉良邸討ち入り。新暦にては1703年1月30日にあたるとぞ。一説に、この時の雪は、前日までに降りたるものにて、当日は降らざりけるとかや。

安政7年(1860年)3月3日、大老・井伊直弼暗殺されたる桜田門外の変。新暦にては3月24日となれり。この日は季節外れの大雪にて視界悪く、襲撃側に有利なりけるとぞ。

120229flaそして昭和11年(1936年)の青年将校によるクーデター、2.26事件。この時は3日前に降りたる大雪に、さらに当日に10センチの雪ぞ降りたる。

昭和20年(1945年)の東京大空襲は、最大なる3月10日の空襲の前、2月25日にも大規模なる空襲ありき。この時は降りしきる雪空よりB29によりて大量の焼夷弾なむ投下されたる。

東京に雪積もりぬれば、普段は色彩過剰なる大都会、一転して静謐にして厳粛なるモノトーンの世界となれり。

こはあたかも、雪を背景とせるあまたの事件を偲び、雪を血に染めて逝きたるひとびとへの鎮魂の如し。

雪の日、春を待てる色は室内にひそかに閉じこもりたるぞかし。

明日からは弥生3月。待ち遠しかりける春、すこしなりとも姿見せてくれるにや。

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2012/02/24

安くて美味かつサービス満点のステーキ店

1202241a高くて美味なる飲食店ぞ、世に星の数ほど在るも、高ければ美味なるは当たり前のことなる。

安くて不味き店もまた、世にあまた在りて、これまた当たり前のことなり。

高くて不味きは論外なりて、かやうなるは、とく店たたみて廃業すべし。

余はこのところ、安くて美味なる食べ物屋探すことに、いたく執心したり。

その中でも余がナンバーワンと覚ゆるは、新宿の某所某ビルの地下1階なるステーキ店にこそ。

1202242aこの店、数年前に一度訪れたるも、昼間なるにタバコの紫煙もうもうたりて、咽るほどなりき。

余は会計のオバハンに、「せめてランチタイムくらひは禁煙にせまほしきに」と云ひ、オバハンは「そのこと伝へおかむぞ」と弄へり。

この間、絶えて訪れることもあらぬに、この店、いつしかランチタイム全面禁煙となりたること知りぬ。

いかがならむと訪れてみれば、紫煙消へたる店内は、空気もさやかにて、OLのおひとりさまも気楽に食事楽しむ店に変身したり。

ランチステーキは1050円にて、脂肪カットしたる赤身の牛ステーキ100グラムに、たっぷりの温野菜、レモン、バターなむ添へられたる。

カップスープ、生野菜サラダ付きて、ライスはお代はり自由とぞ。

これにても充分なるに、毎回、会計時にソフトドリンク等のサービス券1枚貰へる。

さらに昼の1時半過ぎに入店せる客には、なべてコーヒー・紅茶のサービスあり。

余は昼食の2時近くなること多ければ、コーヒーのサービス受け、サービス券にてアイスクリーム頼みてともに味はひぬ。

土曜日は、これに加ふるにワインサービスまでありて、赤ワインか白ワインかの希望尋ねらるるも、余はアルコール呑まねば、もったいなく思ひつつ、毎回パスしたりけり。

なにごとも儲け第一のこのご時世に、こは庶民の懐に優しくて得難き店なるぞかし。

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2012/02/17

BSアンテナ、個別パラボラから共用に切り替へ

1202173a余の薄型液晶テレビは、地デジは屋上の共用アンテナから、BSデジタルはベランダ設置のパラボラアンテナから、と2系統の異なる電波なむ、それぞれのアンテナケーブルによりて、テレピ端子に接続してきたる。

さるを、先月下旬、屋上の共用アンテナにてBSの電波も、併せて受信さるるやう工事の行はれたり。

そのままにては、地デジのアンテナケーブルから、BSの電波のただちにテレビに取り込むべうもあらねば、いかにやと思ひつるに、けふ共用アンテナのBS波に対応すべく、各戸の室内工事行はれたり。

パラボラアンテナからBS波取りたるテレビ、いかにするやと見守るに、「このままでも可なれど、地デジのアンテナケーブルに分配器付くれば、共用アンテナより取りたるBS波、テレビに繋ぐこと容易なり」てふ。

「して、分配器はいかにすらむ」と問へば、「3000円にて、当方の持ちたるもの、ただちに付くらむ」と弄ふ。

いでいで、3000円とは、こはいかなるぞ。

余は当然のごと、今回の一連の作業は無料と思ひ込みたるに、しばし思案す。

すでに自らのベランダにパラボラ設置したりて、BS見ること能ふる者にとりて、共用アンテナからBS波取ることのメリットは何ぞや。

余は、「パラボラも身銭にて贖ひしものなり。これにて何ぞの不自由なきに、いま分配器に3000円出す必要、さらさらあらじとこそ覚ゆれ」と云ひ、業者いったん帰りたる。

夕さり方、薄暗くなりたるころに、再び業者訪れ、「分配器の費用、管理組合の負担によりて、無償にて付くることになりたる」てふ。

まことにや、無償ならば分配器、付けて貰ひたし、とてパラボラのケーブルはずし、分配器付けてテレビ側の調整し終へり。

余が推察するに、ほかの家々にても、分配器の有償ならば付くる必要なしと云はれ、結局のところ管理組合の負担とすることにしたるにや。

それにしても、一本のケーブル線の中に、地デジ波とBS波の両方の電波、混線だにせずに流れわたり、ちさき分配器にてきりりと分離さるるとは、掴みどころなき電波てふものの不思議なることかな。

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2012/02/10

車内や飲食店に咳する客多く、感染いかに防ぐべき

120210aインフルエンザ、今冬は大流行となりたるに、電車の中、飲食店内、スーパーの店内なんど、いたるところに咳込む人、あまた見かける。

マスクしたるはまだましにて、咳エチケットてふ言葉だに知らぬ呈にて激しく咳やくしゃみしまくりて、ウイルス撒き散らしたる輩、男にも女にも少なからず。

余は去年秋に予防接種受くるも、予防接種必ずしも万全にあらずして、感染の確率や症状の軽減することのみ能ふるとぞ。

さなれば余は、エスカレーターの手すりや電車のつり革、ドアノブなんどは極力触れざるやう努めたり。

外出先のトイレにて手洗ふ際は、手動にて捻る蛇口なかんづくウイルスいみじう付きたらむと、手を下に翳せば水の出るオートの蛇口あるトイレのみにぞ入りたる。

飲食店も、咳したる客、隣に来たれば逃がるるすべあらずして、余は客席の間隔広き店に客の少なき時間帯のみ入るやうにしたりけり。

サラダバーやケーキバイキングなんどは、その真前にて喋り合ふ客からウイルス被ること必定ならむと覚ゆるによりて、このところ敬遠しつづくる。

外出から戻りたれば、とく消毒液による丹念なる手洗ひとウガイを励行せむこと、云ふもさらなり。

家の中にては、加湿器2台、フル稼動させたりて、空気の乾燥防ぐことに余念なし。

インフルに罹るも防ぐも、ひとへに不断の心掛けに拠らむとこそ。

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2012/02/03

節分から節分までの1年、いみじう短き訳は

120203a余がここ十数年といふもの、年ごとに漠然と感じたるは、節分から節分までの1年の、ひたぶるに短うて、こはなんぞの訳によるにや、と怪しき心地のする。

この短きこと、節分から翌年の節分にのみ当てはまりて、たとへば元旦から元旦までや、七夕から七夕までなんど、ほかのもろもろの節目の間隔は、常の1年の長さと異ならず。

毎年、節分の近づくころになると、いでいで、はや節分の時期なるか、こはひたぶるに短きかな、と驚けること、しきりなり。

余は、この理由につきて、長年、考察したりけるに、やうやう一つの結論に達したるぞ。

その訳てふは、鬼たちが、人間の時間なむ密かに奪ひ取り続けたるに因れる。

鬼たちはもともと、人間の空想による産物にして、己らの時間を持たざる存在なり。

さるを、いつのころからか、鬼仲間の間にて、時間てふものは妙味あるものにして、なかなかに面白きものなりてふ噂の広まりつ。

時間あらば、その間なりとも実在のものとして、楽しみ愉悦に浸ること叶ふべしとて、鬼たちは人間の時間を奪ふことに夢中になりたりけり。

来年のこと云ふ人間からは、とりわけ時間奪ひ易しとて、鬼はにんまりと笑ひてぞ近づける。

人間から奪ひ取りたる時間を使ひて、鬼たちの為すことは、ほとど酒盛りなるは。

あまたの時間、取りたれば、鬼たちの数どんどん増しゆきて、呑めや歌へのどんちゃんさわぎは、昼夜を分かたず。

かくて、節分から節分までの1年の大半、鬼たちに取られるによりて、短くなりにけり。

けふの夜は、鬼たちの酒盛り、クライマックスとなれるとや。

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