朝日新聞号外にて振り返る2012年 その1
今年も残すところ20日足らずとなれり。このブログの恒例なる「朝日新聞号外にて振り返る2012年」にて、今年1年を振り返りてみたし。
この年末恒例企画で紹介せし号外は、2006年が8件、2007年が4件、2008年は北京五輪金メダルあまたありて18件、2009年は10件、一昨年2010年は11件、昨年2011年は7件なりき。
今年は倫敦五輪あるも金メダルの少なきこと予想外にて、号外の数は13件に終わんぬ。
以下の日付なむ、号外の発行されし日付なる。
1月1日 公証役場事件などで特別手配されつるオウム真理教元幹部の平田信容疑者、大晦日の深夜に丸の内署に出頭、警視庁は1日未明に本人と確認したりて逮捕せり。「気持に一区切りつきて出頭したる」と供述。元日に号外の発行さるるは、前代未聞のことなるぞかし。
4月12日 花見の観光客で賑はふ京都・祇園の交差点にて、軽自動車の猛スピードで突っ込みたれば、歩行者7人が死亡、11人が重軽傷負ふ大惨事となりぬ。運転せる男も死亡し、てんかんの持病を申告せずに免許更新したりて、会社も病気を把握せざりしこと明らかに。患者団体らは偏見の助長を憂慮す。
4月13日 北朝鮮が人工衛星なりとして、国際世論を無視して発射を強行せるミサイルが、分解して海に墜落、失敗に終わりぬ。この失敗を挽回せむとて、北朝鮮は今月、再度の打ち上げを予告せるも、技術的問題の発生したるさまにて、発射予定期間を一週間延長せり。見方の交錯する中、北朝鮮は一転、意表を突きて12日に発射を行ひたり。
4月26日 資金管理団体の土地取引をめぐりて、政治資金規正法違反の疑ひで強制起訴されたる小沢一郎・民主党元代表に、東京地裁は無実の判決を下せり。その後、指定弁護士は控訴するも、東京高裁は11月、控訴を棄却、指定弁護士は上告を断念したりて小沢氏の無罪ぞ確定せる。3年以上に渡りてマスコミの騒ぎ続けたるは何事なりやと疑問の声も。
6月10日 白昼の大阪・心斎橋にて、包丁持ちたる男が通行人を刺し、ミュージシャン兼プロデューサーの男性と、スナック経営の女性の二人が死亡したり。容疑者の36歳の男は、覚せい剤取締法違反なんどで逮捕と出所を繰り返すも、果てに生活に行き詰まり、「住む家も仕事もなし。人を殺せば死刑になるとこそ思ゆれ」と供述しけるとぞ。
6月15日 オウム真理教事件にて最後の特別手配たる高橋克也容疑者なむ、東京・鎌田のマンガ喫茶に似たる男居れりとの通報受け、捜査員が身柄を確保、本人と確認されて逮捕さる。3月には同じく特別手配されたる菊地直子容疑者が逮捕、その後高橋容疑者が金融機関の窓口から金を引き出す映像なんどが公開されて、包囲網が狭まりつつありけり。
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