8年使ひけるWindowsXPから8.1に乗り換ふる
余は2005年に贖ひしWindowsXPを8年以上も使ひ続けて来たり。
途中、WindowsはVistaへ、さらに7へ、そして8へと変わりたれど、余はグレードアップに見向きもせず、ひたすらXPのまま安閑と過ぐしけり。
そが一転したるは、10月半ばのことなり。
パソコン立ち上げるやいなや、Windowsの立ち上がるより先に、黒き画面にて「CPUファンエラーもしくはCPUファンの接続され居らず」てふメッセージの現はるる。
F1キー押してとりあへずWindows立ち上げ、ネットにてこのメッセージの意味するところ調ぶれば、まずはパソコンのすべての接続外して放電すべし、とあり。
それにても解決せざれば、BIOSの初期設定を読み直すこと、とあり。
これらを試みたれば、一両日はこのメッセージ出ざるも、やがてまた連日のやうに現はるるやうになりぬ。
余はこのメッセージの深刻さに気づくことなく、毎日、だましだましパソコンを使ひたるに、1週間前、突如として使用中のパソコンの電源落ちたるは。
再立ち上げ試みて一旦は回復するも、10分から20分ほどしか持たず、やはり電源落ちたりて画面真っ暗になり、20分を超しての作業すること能はず。
このままでは、すべてのデータの消失も時間の問題と察し、パソコンの動けるつかの間を見計らひて、大切なる文書やデータを外付けハードディスクにコピーしたり。
その日のうちに家電量販店に赴き、新しきパソコンを選びたり。
富士通デスクトップのWindows8にせむと思へど、あやにく在庫なく配達まで2日かかるべしと言はれ、10月17日に発売されたるWindows8.1ならば翌日配達可能なりとのことで、それを贖ひぬ。
届きたるWindows8.1をセットしたれば、これまでのXPとはあまりの別世界なる様相に、しばし呆然と立ち竦む(写真は左がぴかぴかの8.1、右が危篤寸前のXP)。
インターネットに接続できるまでに半日かかり、ブラウザはInternetExplorerの当然あると思ひきや、バンドルされおらず(あとにて知りたるに、Windows8以降に対応せるバージョンはいまだ開発の最中とかや)、からふじてMSNのブラウザのみバンドルされ居りて、使ふこと能ふはこれのみなるぞ。
このブラウザなむ唯一の命綱なりて、ここよりブラウザはFireFox、メールソフトはThunderBirdのそれぞれ最新バージョンをダウンロードしたる。
ブックマークやアドレス帳、過去の送受信メールなんどを外付けハードディスクから移し、ネットとメールの使ふるやうになるまでに2日かかりたり。
Javaは最新バージョンのインストールがはねられ、一つ前のバージョンのインストーラーを外付けハードディスクからコピーしてインストールす。
これにて余のホームページのJavaアプレット、作動するやうになる。
ホームページに組み込みたるMIDIの再生には、QuickTimeプレイヤーのパソコンへのインストール必要なれど、最新バージョンのQuickTimeインストールするも再生出来ず。
さんざんネットにて調ぶれど解決出来ず、これまた一つ前のバージョンのQuickTimeプレイヤーをインストールし直したれば、たちどころにホームページ組み込みのMIDI、鮮やかに再生されたり。
Javaといひ、QuickTimeといひ、最新バージョンが作動せずに、前のバージョンが正常に作動すること、いと不思議なり。
ほかにては、エプソンのプリンターPM-G860はドライバーのインストール正常に進みて、プリンターぞOKなる。
されど、同じエプソンにてもスキャナーのGT-7400Uは、ドライバーのインストールがはねられ、スキャナーは粗大ゴミに。
IBMのホームページビルダーV9は、やはりインストール不可。また筆王も余の使ひてたるは、あまりに昔のバージョンなれば移管出来ず。
住所録はさんざん試行錯誤の末に、8.1にバンドルされたる筆ぐるめに変換移行することに成功したり。
スムーズに移管出来ておおきに助かりたるソフトは、SignalNowExpress(緊急地震速報)なり。こは音も鳴る上に、日本地図の図面上にて、地震波の広がりゆくさま、リアルタイムにて確認さるる優れものなるぞかし。
かくかくに、XPから8.1への飛躍的かつ無謀に近き移管作業は、一週間かかりてほぼヤマを超したるかとぞ。
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コメント
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投稿: ニューバランス usa | 2013/11/14 01:13