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2018/07/22

藤の狂ひ咲ける

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炎々と続く酷暑の中、ベランダに数鉢ある藤に水遣りせむとするに、いでや、こはいかなることぞ。

藤の花の、六房いや七房までも咲き始めたるは。

去年の葉月に花房もなきに一片の花びらの狂ひ咲けるを見て、うちおどろきたるが、このたびは小ぶりなれど、さやけき花房なり。

垂れ下がる姿にあらずして、炎天に向かひて垂直もしは斜め上に伸びたるさま、いとをかし。

この鉢はおととし、数十もの花をつけたるに、この春はなべて葉のみで、つゆほども花をつけず、あへなしとおもひわびたり。

猛暑の中、紫の花房の楚々たる風情見るは、格別のさきはひかな。

されど、夏にかほどに咲きたれば、来年の春はいかならむ。

咲かずじまいなるや、はたまた、いよよあまたの花房の咲き誇れるや。きづかはしきこと、なのめならず。


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2018/07/12

朝がほ

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はかなくて 行きにし方を思ふにも 今もさこそは 朝がほの露

                                 西行 山家集

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